人生かかるか?

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    ヘルパー休憩室にて。

    ヘルパーたちはみな、ヘルパー2級の講習を受けている。

    今日は、その講習を受けたときの思い出話で盛り上がっている。



    ヘルパー1さん「わたしが講習受けた時の話だけどさ。

    最後に、感想みたいなのを書くのね。

    わたし適当だから、一緒に受講していた人に、イヤミ言われちゃった。」

    ヘルパー2さん「へぇー。」

    ヘルパー1さん「わたしが、『こんなのいいかげんに書いとけばいいじゃん。』

    って言ったら、その人が、

    『ぼくにとっては、人生がかかってるんですから。』だって。

    ヘルパー2級の講習に、人生かかるー?」

    ヘルパー2さん「かからない、かからない。」

    ヘルパー1さん、ヘルパー2さん、爆笑。



    あおなもその場にいたのだが、とても話の速さについていけない。

    ヘルパー2さんのように、

    「かからないよ。」と言えればいいのだろうが、瞬間的にはわからない。

    「かからないよ。」と言ったヘルパー2さんは、ヘルパー2級の上の介護福祉士の資格も持っている。

    知識も豊富で、熱心に仕事をしている。

    人生かけているように見えるのだが?





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    バレンタインデー

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      ヘルパー休憩室で数人のヘルパーがお弁当を食べている。

      ヘルパー1さん「昨日、バレンタインデーだったけど、うちの子、チョコもらって来なかった。

      みなさんの息子さんは?」

      ヘルパー2さん「うちの子は、もらえなかったみたい。」

      ヘルパー1さん「ヘルパー2さんの息子さん、もてそうなのに。

      性格よさそうだし。」



      ヘルパー2さんの息子さんは、長期休業中に高齢者センターにボランティアに来た。

      だから、ヘルパーはみなヘルパー2さんの息子さんを知っている。

      確かに、きりっとした顔立ちで、性格の優しそうな男子だった。



      ヘルパー2さん「そんなことないですよ。

      うちの子、性格悪いです。」



      あおなは、驚きながら定型発達者さんの会話を聞いていた。

      実際には、ヘルパー2さんの息子さんは気立てのいい男子なのだろう。

      こんなふうに、謙そんしなくてはならないのか。

      あおなも、見習わなくては。







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      リンゴ

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        あおながヘルパー休憩室に入っていくと、

        ヘルパー1さん「私、頼もう。」

        ヘルパー2さん「私も。」

        と何ごとかを話していた。

        次の派遣に急いでいたあおなは、そのまま荷物を持って出ていった。



        翌日、

        ヘルパー1さん「昨日、私たちが話していたことだけどね。

        職員1さんの実家がリンゴ農家なの。

        だから、おいしいリンゴを安く分けてもらえるの。

        そのことを話していたんだ。」

        あおな「ああ、そうだったんですか。」



        あおなは、お二人の話しているところを聞いた。

        しかし、仲間に入れてもらえないとか、そんな気持ちは持たなかった。

        定型発達の人は、とても他人に気を遣うのだな。

        同じ状況にあったとしても、あおなには、話の輪に入れなかった人を覚えていて、翌日その人に内容を伝えるなんてこと、できそうもない。



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        レジの中の花子さん

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          以前、苺さんからコメントをいただいた。

          「(会話の中で)私は『思えなくても』言うようにしています。」



          ヘルパー休憩室にて。

          ヘルパー1さんがヘルパー2さんに話しかけている。

          ヘルパー1さん「店員をしていた時、不思議なことがあったんだ。

          1日の終りに、収支が合わなくて、不足金が出ることがあるの。

          確認してみると、

          『あのお客さまのときに、お釣りを間違えたんだな。』

          とわかることが多いの。

          でも、その時不足した金額が、何日かたつと、ひょっこり出てくるの。」

          ヘルパー2さん「へーっ。」

          ヘルパー1さん「本当にその金額が、そのまま出てくるんだ。」

          ヘルパー2さん「なんか、こわいねー。」

          ヘルパー1さん「私たち、『レジの中に花子さんがいる。』って言ってたんだ。」



          あおなは、そばで聞いていた。

          しかし、ヘルパー2さんのように、

          「こわいね。」、「気持ち悪いね。」と反応できなかった。



          あおなには、

          「店員の中に悪い人がいて、お金を盗んだのじゃないか。

          そして、きちんと確認することを知り怖くなり、盗んだお金をそっと戻したのではないか。」

          という考えしか浮かばなかった。

          やっぱりあおなには、「思えなくても」言うのは難しい。






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          インフルエンザ

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            ホームヘルパーは、家族がインフルエンザを発症すると、5日間は出勤できなくなる決まりになっている。

            ヘルパー1さんの息子さんがインフルエンザにかかった。

            数日後、ヘルパー1さんが出勤してきた。



            あおな「息子さん、インフルエンザで大変だったね。

            もうだいじょうぶ?」

            ヘルパー1さん「うん。

            あの後、娘も体調崩したんだけど、ただのカゼだった。」

            あおな「そっかー。

            よかったね。」



            あとから、考えた。

            あおな「インフルエンザなどの悪性の病気でなく、ただのカゼで、まだよかったね。」

            というつもりだった。

            でも、その前半部分を略してしまったので、とても失礼な発言だったのではないか?

            ヘルパー1さんにとっては、家族の病気は一大事。

            「大変ね。

            ヘルパー1さんもお大事にね。」

            と言えればよかったなぁ。







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            社交辞令の難しさ その3

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              ○○教授の講演を聞きに行った。

              帰宅すると、1人暮らしをしている長男が遊びに来ていた。

              長男「今日、○○とかいう人の講演を聞きに行ったんだって?

              ○○って、どういう人?」

              あおな「大学の先生なんだけど、話がすごくうまいの。

              ○○教授は、長い間、あんまりやる気のない学生の多い大学で教えていたんだって。

              それで、学生におしゃべりしたり、メールさせたりしないほどおもしろい講義をしようと、話術を磨いたんだって。

              長男「ふーん。

              ぼくみたいな大学生に教えてたんだ。」

              あおな「とんでもない。

              長男くんより、ずっと上のレベルだよ。」

              長男「・・・。」

              あおな「ごめん、ごめん。

              言い間違えた。

              長男くんより、ずっと下のレベルと言おうとしたんだよ。」



              大失敗である。

              やはり、社交辞令というより、会話そのものがあおなにとって難しいのかもしれない。





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              社交辞令の難しさ その2

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                昨年の夏のこと。

                1時間の派遣を終えたあおながヘルパー休憩室に入ると、ヘルパー1さんがいた。

                ヘルパー1さん「ちょっとごめんね。

                汗かいたから、着替えるね。」と言って着替え始めた。

                あおなは、汗をかくほどの暑さは感じていなかった。

                このときは、

                (自分の暑さの感覚は他人とは違っているらしい。

                ほかの人は、着替えねばならないほど暑いのか?!)

                と思うのにせいいっぱいだった。

                自分は暑くはないが、

                「ほんとに暑いよねー。」とか、

                「水分もとってね。」とか、即座に言えたらよかったな、と後から思った。




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                社交辞令の難しさ その1

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                  上司1さんは、絵文字などが入った楽しいメールをくれる方である。

                  あおなは、認知症の母親を毎週火曜日に病院へ連れて行っている。

                  ある日、

                  主治医「ちょっと体調悪いねぇ。

                  明日水曜日、もう一度来てくれる?」

                  水曜日はあおなの勤務日である。

                  通院するなら、仕事を休まなくてはならない。

                  翌々日なら休みなので、

                  あおな「水曜日はちょっと・・・。

                  木曜日では、いけませんか?」

                  主治医「ぼく、木曜日は、他の病院へ行ってるんだ。」

                  あおな「わかりました。

                  明日うかがいます。」

                  診察室から、母親と出たあおなは、その場で上司1さんにメールした。

                  水曜日の午前中休ませてもらえないかという内容である。

                  この病院はいつも混んでいるが、午前早くに受診し、午後には出勤するつもりだった。

                  上司1さんからの返信は、

                  「了解しました。

                  水曜日は全部お休みしてください。」

                  というものだった。



                  (内容は伝わるけれど、そっけないな。)とあおなは思った。

                  たぶん、このとき、上司1さんはとても忙しかったのだろう。

                  そして思った。

                  あおなの話し方も、このメールのようなものかもしれない。

                  いろいろな社交辞令がなく、内容をポンと渡すような話し方。

                  とても自分勝手だが、社交辞令が使えないあおななのに、

                  (やっぱり社交辞令って、あった方が気持ちいい。)と思ったのだ。

                  でも、社交辞令をつかうのは、常識がなく、人と感じ方が違うあおなにとっては難しい。




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                  会話の「5つの流れ」 その3

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                    会話の「5つの流れ」を知っていれば、会話がスムーズになると知ったけれど・・・。

                    「ベートーベンは有名な作曲家」という知識がないと、会話できない。

                    あおなのように、ふつうの人との感じ方が違う人は、やはり会話が難しい。



                    たとえば、ヘルパーの制服についての会話。

                    ヘルパー1さん「今日、このユニフォームで帰らなきゃならない。

                    これ着ているときに限って、知ってる人に会うんだよねー。」

                    と話しかけられた場合、

                    「ヘルパーのユニフォームを着ているとき、知人に会うのは恥ずかしい。」

                    という気持ちがないと、会話の「5つの流れ」に沿った話はできないことになる。



                    ヘルパー1さん「今日、このユニフォームで帰らなきゃならない。

                    これ着ているときに限って、知ってる人に会うんだよねー。」

                    解答例1「へー! そうなの・・・。」

                    解答例2「それは、ちょっとイヤだね。」

                    などと言えればいいということだろうか?



                    あおなは、その頃「この制服、とてもいい」と思っていたので、ヘルパー1さんとの会話がうまくできなかった。

                    誤答例となるだろうが、あおなが言ったことは、次のようなことだった。

                    あおな「これ、制服だから。

                    着なければいけないんじゃないの?」






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                    会話の「5つの流れ」 その2

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                      「心病む人のための高森流コミュニケーション」という本で、

                      会話の「5つの流れ」を知ったけれど…。

                      相手「ぼくはベートーベンが好きなんだ。」

                      と言われたあとの

                       屬△◆▲戞璽函璽戰鵑好きなんですか。」

                      が難しいとあおなは思う。

                      まず、一般常識がなければならない。

                      芸能人やスポーツ選手の名前を言われたら、あおななら、

                      「それ、誰のこと?」となりかねない。

                      また、この,慮斥佞蓮¬吃従陲肪検垢箸い辰討呂覆蕕覆い世蹐Α



                      「ああ! ベートーベンが好きなんですね!」

                      という言葉が大事なのではなく、

                      (わたしも知ってますよ。

                      音楽の教科書に載ってたあの人ですね。)

                      と、そこにこめた気持が大切なのだろう。





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