専門用語を使うのはやめよう

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    月に1度「ヘルパー検討会」が行われる。

    利用者の現況報告や、ヘルパーの悩み相談などが行われる。

    ある月のヘルパー検討会で。



    ヘルパー1 「伊藤様のうちは、ゴキブリだらけなんですよ。黒いのから、茶色いのから、この前私、白いの見ちゃいましたよ。!」

    ヘルパー一同 「うわーっ! たいへんねえ。」 



    あおなは、ゴキブリにもアルビノ(白子、白化個体)がいるんだなと思いながら聞いていた。



    数ヵ月後、伊藤様のうちへ、あおなが入ることになった。

    派遣後。

    ヘルパー1 「あおなさん、どうでした? ゴキブリだらけだったでしょう。」

    あおな   「うーん、でも、ちっこいのばかりだったよ。」

    ヘルパー1 「白いゴキブリ見ましたか?」

    あおな   「アルビノのこと? アルビノには、まだ、会ってない。」



    ヘルパー一同(あおなさんって、ゴキブリに名前つけてるらしい。)



    その場にいる人が知らない専門用語を使うのはやめよう。





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    知らない人にどなられる

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      あおなが庭に出てで草むしりをし始めると、隣のうちのドアが開き、誰かが庭に出てきた気配がした。

      年配の女性が、かきねのすき間からあおなの方を見ている。

      この時、この女性はすでに激怒していたのだが、あおなは気付かない。

      隣のうちにいることと、年齢から考え、この女性は隣の奥さんの母親ではないか、とあおなは推測した。

      女性 「あんた、あおなさん?」

      あおな (笑顔で)「はい! こんにちは!」

      女性 「あんた、目が悪いの?」

      あおな (笑顔で)「はい! 悪いんですよ。」(なんで、知ってるんだろ。)

      女性 「悪いわけないわな。車の運転してるんだから。」


      あおな、淡々と草むしりを続ける。


      女性 「あんたね、なんで、会った時あいさつしないの?」

      あおな 「? どこかでお会いしましたっけ? (初めて会うのに、なに言ってるんだろう。)」


      そろそろこの辺で、あおなも不穏な空気を感じる。


      女性 「あんた、いっつも私のこと無視して通るな。

      こっちが頭さげとるのに!

      私は、『あー、この人は、そういう人なんや。』とあきらめとるんや。」



      あおな、これ以上聞くのが怖くなり、家の中に逃げ込む。

      思い起こしてみると、隣の奥さんが出産したとき、母親が手伝いに来ていた。

      あおなも、一度かきね越しに言葉をかわしたことはある。

      顔は覚えていないが・・・。



      恐るべし! 定型発達者の能力! 

      一度だけ、かきね越しでも、顔は覚えられるのか・・・。







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      子どもから学ぶ

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        長女 「わたし、今日まいちゃんと遊ぶんだ。」

        二男 「まいちゃんて、背の高い子だろう。」

        あおな (? 二男は長女の友だちと会ったことはないはず。なぜ知っているのだろう?)

        「会ったことあるの?」

        二男 「学級写真で見た。」


        恐るべし! 定型発達者の能力!



        あおなは、他人の顔を覚えるのが苦手。

        長女の友だちとは、体育祭のとき、我が家に遊びに来たときなど、何回も顔をあわせている。

        それでも、顔がわからない。

        それを、学級写真を見ただけで覚えてしまうとは…。







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        あいさつというものは、ただすればいいのではない

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          秋本さまは、目がご不自由。

          ふだんは自宅で過ごされていて、時々ショート・ステイを利用されている。

          ショート・ステイというのは、在宅の高齢者を施設(老人ホームなど)で預かること。

          ご家族の冠婚葬祭や旅行、介護負担軽減のためのものである。

          その秋本さま(80代。女性)が怒っている。

          秋本さま 「わたしね、『ショート・ステイに行ってきます。』って息子に言ったのよ。そしたら、『行ってらっしゃい。』ですって。」

          あおな  (「行ってきます。」に「いってらっしゃい。」で、なぜいけないのだろう?)

          「じゃあ、なんて言えばいいのですか?」

          秋本さま 「『お母さん、ご苦労さまだけど、行ってきてね。』とか、ほかにいくらも言い方があるでしょう!」



          秋本さまは、ショート・ステイに行きたくないのだ。

          自宅で、自分の思い通りにのんびり過ごしたい。

          でも、自分では、身の回りのことができない。

          世話をしてくれる家族にほっと一息つかせてやりたい。

          それで、気は進まないがショート・ステイに行く。

          ショート・ステイに行ったら、目の不自由な自分はじっと寝ているだけ。

          それなのに、何だ、息子は、「行ってらっしゃい!」なんて、能天気にもほどがある。


          あいさつというものは、ただすればいいのではないのだな。

          その場の状況を考え、もう一言添える必要があるようだ。





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          暑さを感じない

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            2010年夏のこと。

            天気予報では、日中は気温37℃にものぼるといっていた。

            出勤時、自転車置き場でヘルパー1さんに出会った。

            あおなは、率先してあいさつすることをこころがけている。

            あおな  「おはようございます!

                  暑いですね!」

            ヘルパー1(とまどっている)「・・・。そんなさわやかな顔で言われても・・・。」



            実は、あおなはあまり暑さを感じないらしい。

            汗はかくけれど。

            でも、天気予報をみて、33℃以上の日は

            「暑いですね。」

            というように努めているのだ。

            これから、「暑そうな顔」もしなければならないということ?

            どうすればいいの?



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            ことばで表さなければ伝わらない

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              3月11日の大震災の後、あおなは3日連続で休みだった。

              (週4日勤務なので。)

              ヘルパーたちは自転車通勤なので、帰宅困難者はいない。

              しかし、上司はJRで1時間のところに住んでいる。

              (大丈夫かな?帰れたかな?)

              と思ったが、特に何もしなかった。

              休み明けの出勤日、ヘルパーステーションに入室すると、上司とヘルパー1が事務仕事をしていた。

              あおな 「おはようございます!

                   ○○さまの粗大ごみの件ですが・・・。」

              と、地震とはなんの関係もないことを話し出した。

              やはり

              「地震の日は大変でしたね。無事に帰れたんですか。ご自宅には被害はなかったんですか?」

              などのことばを添えるべきだと思った。


              やさしい気持ちがあっても、ことばにしなければ伝わらないのだ。 











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              いやみを言われたら

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                あおなの二男は、来月就職のため引っ越しをすることになっている。

                二男が買い集めたマンガが段ボール箱10箱、押し入れに入っている。

                あおなはずっと二男に、

                「古本屋に持って行って。」と言い続けていた。

                腰痛のため、あおな1人では無理だ。

                3月21日午後、やっと持って行ってくれることになった。

                ところが、二男は段ボール箱を開けて、マンガを読みだした。

                「早くしてよ。」というと、逆切れしそうだ。

                あおなは、掃除をして待った。

                次に、雑誌を読んで待った。

                まだ、二男はマンガを読んでいるので、コーヒーを入れて飲もうとした。その時、

                二男 「車を出して。」

                あおな (小声で)「コーヒー飲もうとしたのに。」

                車の中で、

                二男 「人に聞こえるように、いやみを言うのってよくないよ。

                人間として、どうかと思うよ。」

                あおな 「聞こえると思って言ったわけじゃないよ。」



                あおなも、聞えよがしにいやみや悪口を言われたことはある。

                そのとき、あおながとった態度は、ただ黙っていただけだった。

                二男のように言い返したことはなかった。



                二男との会話からわかったこと。

                いやみや悪口を言われたら、言いかえしていいんだ!

                1人対1人の場合に限ると思うけど・・・。

                あおな1人対相手多数だったら、まずいよね。




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                同僚に無視される その1

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                  アスペルガーの専門書に、「当事者に悪気はないのに、周囲の人を激怒させるような言動をとる」とある。

                  私の場合、職業の関係もあってか、周囲の人にどなられた経験はあまりない。

                  しかし、なぜかわからないが人間関係がうまくいかなかったことはある。

                  あのとき相手は怒っていたのだろうか?

                  その時のことを書いてみる。



                  大学卒業後、全校児童数60名という小規模な小学校の教員になった。

                  私と同期の教員に、瀬戸山という男性教諭がいた。

                  年齢も同じ、住んでいる教員住宅も隣どうし、担任する学級も隣だった。

                  瀬戸山は教員養成学部の出身である。

                  一方私は、「小学校教員資格認定試験」で教員免許状を得た。

                  試験の点数がよかったから免許状をもらえただけで、小学校での教育実習もしていない。

                  わからないことがいっぱいあった。

                  瀬戸山に相談したり、教えてもらえるような関係になれるといいなと思っていた。

                  しかし、瀬戸山は、理由もなく(と、当時の私には思えた。)、私を無視するようになった。

                  赴任後間もない、1学期のことである。

                  私は、困惑したが、上司に相談するなどという考えも思いつかなかったので、事態は解決しなかった。

                  瀬戸山の私に対する無視は、その後、私が他の小学校に異動するまで続いた。



                  私と瀬戸山は、担任する学級が隣同士なので、協力して教育活動を進めていかねばならない。

                  それなのに、瀬戸山は口もきかない。

                  私は、だれにも相談できず、ひたすら困っていた。



                  瀬戸山の態度は、私の方に原因があったのだろう。

                  瀬戸山は、私について、

                  「話す気、なくなっちゃうよなー。」

                  とぼそっとつぶやいていたことがあった。


                  何のことをを言われているのか、私にはわからなかった。





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                  他人の気持ちがわからない

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                    高校生の長女は、男子バスケット部のマネージャーをしている。

                    ある晩遅くに、暗い顔で帰宅した。

                    どうしたのかきいてみると、

                    長女 「わたし、大変なことしちゃった。

                        春季大会の申し込み締め切りが、今日の5時なんだけど、すっかり忘れて遊んでた。」

                    あおな「もう春季大会には出れないの?」

                    長女 「うん、たぶん。」



                    あおなは、高校野球の女子マネージャーのことを思い出した。

                    その女子マネは、甲子園予選大会の申し込みをすっぽかしてしまったのだ。

                    甲子園は部活動の集大成。

                    甲子園に出られないことを考えたら、春季大会など、どうってことない。

                    だから、長女を励まそうと思って言った。

                    あおな「高校野球のマネージャーにも、そういう人いたよ。」

                    長女は、明るい顔をするどころか、逆に怒った。


                    長女 「高校野球なんかかんけーねーよ!」


                    人が困ったり、悲しんだりしているときは、

                    「そうなんですか・・・。」「困りましたね・・・。」

                    と共感することが大切だそうだ。

                    あおなが、「ほかにも同じような人がいるよ。」といったのは、

                    「あなたのような失敗をした人はほかにもいる。

                    あなたの失敗はたいしたことではない。

                    よくあることだ。

                    悩む価値なんてない。」

                    と、私が言ったと長女には感じられたのだろう。








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                    数が数えられない2

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                      大学生の時、入試事務のアルバイトをしていた。

                      入学願書に、受験番号を押印して返送したり、入学手続きをしたり・・・。

                      大切な仕事として、入試問題の袋づめがあった。

                      大学は教室によって、収容人数がばらばらだ。

                      教室の収容人数+予備の入試問題を袋づめする。

                      あおなは、このころにはもう、自分は数を数えるのが苦手とわかっていた。

                      これから、入試が始まるという時に入試問題が受験生にいきわたらなかったりしたら・・・。

                      あおなは、とても緊張して袋づめをした。

                      もう、30年も前のことだ。



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