暗黙のルールがわからない 2

0
    ゴールデンウィークの前のこと。

    ゴールデンウィークは、ホームヘルプステーション全体がお休みをいただく。

    ただし、お客さまによっては、お休みをいただくことができず、ヘルパーが休日出勤することになる。

    介護度の重い方のおむつ替えとか清拭などは、お休みをいただきにくい。





    上司 「あおなさん、田辺さんは、お休みできそう?」

    あおな 「はい。もう、わかっていらっしゃるようでした。

    5月3日は、あおなさん休みよねって、ご自分でおっしゃってました。」

    上司 「そっかー。ありがたいよね。

    あおなさん、これから、田辺さんのうちの派遣よね?

    じゅうじゅうお礼言っといてね。

    あおな 「なにをですか?



    派遣のお休みを、田辺さんがお許しくださらない可能性もある。

    そういう時は、あおなが休日出勤しなければならない。

    また、責任者である上司も、あおなの急病などに備えて、ヘルパーステーションに待機しなければならない。

    介護度が軽くて、快くお休みの許可を下さる方は、ヘルパー・ステーションにとってありがたい存在なんだ!

    それに気がつかないとは・・・。







    にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へにほんブログ村

    人を傷つけたくない

    0


      結婚して、新居に引っ越した。

      夫 「Mいにち新聞を取ってくれ。」



      しばらくして、新聞勧誘員の訪問があった。

      身なりがきたなく、おどおどした態度の人だった。



      勧誘員 「Yみうり新聞いかがですか?」

      あおな 「Mいにち新聞をとることになってるんで、ごめんなさいね。」

      勧誘員 「Mいにち新聞も取り扱ってますよ。」

      といって、申込用紙を出した。



      その頃、あおなはまだ新聞販売店のしくみを知らなかった。

      ただ、1つの販売店が、Aさひ新聞とNほん経済新聞などと、2つ広告を出しているのを見たことはあった。

      それで、その勧誘員の販売店では、Mいにち新聞とYみうり新聞の両方を扱っているのかと思ってしまった。

      だから、勧誘員の差し出した申込用紙に記入しようとした。

      ところが、その申し込み用紙には、はっきり、

      「Yみうり新聞」

      と書かれていた。

      あおな 「これ、Yみうり新聞の申し込み用紙じゃない!?」



      勧誘員 「今、この申込用紙しかないんですよ。店に帰ったら、Mいにち新聞の申込用紙に書き直しますから。」



      黒あおな (あやしいな。この勧誘員、うそいってるんじゃないか。)

      白あおな (私が、ここで記入しなかったら、この勧誘員を疑っているということになる。

           この勧誘員さんの気持ちを傷つけたくない。


      あおなは申込書に記入した。

      当然、翌朝から、あおなの家に配達されたのはYみうり新聞だった。

      あおなはだまされたのだ。

      (あおなは、この勧誘員の本名を、30年近くたった今でも覚えている。)












      にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
      にほんブログ村



      不適切な発言 3

      0


        認知症の水津様の家へ、ヘルパー1さんとうかがっている。

        水津様には、物取られ妄想があるので、ヘルパー2人体制である。

        「ヘルパーが私のものを盗んだ。」と言われたとしても、

        「そんなことしてません。見ていましたよ。」と言えるようにするためである。

        水津様は、他のヘルパーに暴力をふるったりする方。

        だが、私とヘルパー1さんのことは気にいってくださり、今まで問題は起きていなかった。




        ヘルパー1さん 「あおなさん、私、来週休むので水津様の家へ行けないんです。」

        あおな 「えっ! どうしてですか?」

        ヘルパー1さん 「家の都合なんです。」

        あおな (いつも2人体制なのに、どうするのだろう?)

        ヘルパー2さん 「かわりに私が行きますから。」

        (ヘルパー1さんは、特に気に入られている。ヘルパー2さんが行って拒否されたら、どうしよう。)

        あおな 「水津さん、だいじょうぶでしょうか? ヘルパー1さん、家の都合ってなんですか?」

        ヘルパー2さん 「あおなさん、そういうことは、きかないものよ。」



        「家の都合」というような抽象的なことを言われたら、さらに深くたずねるのは、やめよう。
         


        にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へにほんブログ村

        致命的ミス

        0




          ヘルパーになってから、すぐ経験する仕事は家事援助だ。

          身体介護は、利用者様に直接触れる仕事であるから、家事援助より難しい。



          あおなが初めて経験した身体介護は、車いすを押すことだった。

          車いすの操作は、ヘルパー研修でひととおり経験した。

          でもそれから1年近く経過していたので、あおなが忘れていたことも多かった。





          車いすを押して、公園を歩いた。

          あおなが、身体介護初心者なので、上司も一緒だった。

          いつも障害物のない公園だが、その日は、つつじ祭りで様子が違った。

          たくさん屋台が出ていて、その屋台のための電源コードが地面を走っていた。



          太い電源コードの前へ来たとき、

          上司 (小さい声で)「直角、直角。」

          あおな (勢いをつけないと、電源コードは越えられないな。

          そうか、直角に越えるのか。)



          あおなは、勢いをつけ、90度の角度で電源コードに突進した。

          利用者様は体格のいい、体重のある方だった。

          電源コードに乗り上げたとき、その方の体が、前のめりにぐらりと揺れた。





          もし、体重が軽い人だったら、車いすから落ちて、ケガをしていたろう。 

          体重があることが幸いして、利用者様には何事もなかった。



          上司は、苦笑いして、

          「すみません。私の言い方が悪かったわね。」

          と言ってくださったが、内心、肝を冷やしていたろうと思う。



          普通のヘルパーだったら、あんなミスはしないだろう。

          やはり、あとさきのことを考えないあおなだから、ああいうミスを起こしたのだ。








          にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へにほんブログ村

          言い返す方法

          0

            デイ・サービスの利用者の下川さん。

            女性なのだが、男ことば。

            とてもはっきりしたもの言いをされる方である。



            下川さんは、手足に障害がある。

            デイ・サービスが終わるというとき。

            下川さんがトイレから帰るところに、ちょうどあおなが居合わせた。

            その場所には、利用者さんの上着がかかっているハンガーがある。

            下川さん 「あおなさん、わたしの服とって、わたしに持たせて!」

            あおな 「席まで、お持ちしましょうか?」

            下川さん 「いい。自分でできることは、自分でするの。」

            あおな     「はい。」

                (コート、マフラー、ぼうしなどを手に取る。)

            下川さん (あおなが持っているものをちらっと見て。)

                「たくさんあるね。

                 持ちきれないわ。

                 あおなさん、わたしの席まで持ってきて。」

            あおな     (下川さんのおっしゃることがあまり自分勝手なので、)

                「あはは・・・。」

                 と思わず、笑ってしまった。

            下川さん (きっとなって、)

                「笑わないでよ!」



            あおなは、なるほどと思った。

            この状況、どう考えても下川さんのおっしゃっていることは理不尽だ。

            そういうときでも、

            「笑われる」ということは不愉快。

            笑われたら、

            「笑わないでよ!」といえばいいんだな。



            あおなは、職場でよく、くすくす笑われることがある。

            そんなときは、

            (わたし、何かおかしいことしてるかしら?)

            と思うのではなく、

            「笑わないでよ。」と言い返せばいいんだ。

            まだ、勇気がなくて、実行できていないけれど。










            にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
            にほんブログ村

            サリーとアンの課題

            0

              しばしば発達障害児についての解説書に出てくる、サリーとアンの課題。

              あおなは、できていなかった。

              (今現在、できるかどうかは自分ではわからないが・・・。)



              大学受験で、あおなは第1志望校の受験に失敗した。

              進学したのは、第2志望の大学。

              その大学も、十分に有名な大学である。

              あおなの同級生は、その大学への入学を切望して受験勉強を重ね、全国から集まった人たちのはずであった。



              その人たちの前で、あおなは、

              「この大学はきらい。」

              「この大学に来るはずじゃなかった。」

              などと、平気な顔で言っていた。



              ずいぶん、失礼な話である。



              きっと、自分では気づかぬうちに同じようなことを他の場面でも言っていたに違いない。





              にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
              にほんブログ村

















              悪口でもりあがる

              0
                小学校で非常勤講師をしていた時のこと。

                その学校には、非常勤講師が3人いた。

                全員女性で、いつも3人で給食を食べていた。

                しかし、あおなと他の2人には、微妙な温度差があった。

                あおな以外の2人はメールのやりとりもし、格別に仲がよかった。




                ある日、食事中のこと。

                事務職員である高尾さんの態度が冷たいと2人が言いだした。

                「高尾さんて、○○した。」

                「××なこともあったわよ。」

                と夢中になっている。

                あおなたち3人は、いわば「おばさん」であるが、高尾さんはずっと若い。

                あおなは、高尾さんの態度は気にならなかった。

                あおな (若いんだから、多少のことは仕方がないんじゃない?)

                「私は、そんなふうに思わないけど?」

                非常勤講師1さん 「・・・。」



                非常勤講師1さんは、無言で、あご先をあげて、あおなをにらみつけた。

                非常勤講師1さんは、音大出の美しい人だったので、その態度にびっくりした。



                定型発達者が悪口で盛り上がっているとき、水をさすのはやめよう。

                同調するのは、あとで、

                「あおなさんもそういってたわよ。」となるので、危険だとおもうが・・・。





                にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                にほんブログ村



                定型発達者はあんがいひ弱い 2

                0





                  長男としおが5歳のころ、引っ越しのため、新しい保育園へ行くことになった。

                  新しい保育園では、毎日水筒を持っていくらしかった。

                  あおなは、毎朝、水筒を準備していた。



                  ある土曜の朝、自転車で保育園へ向かっているとき、ひさし君親子と一緒になった。



                  ひさし君 「としお君、今日水筒いらないんだよ。」

                  としお (黙ったまま、泣き始める。)

                  ひさし君ママ 「ひさし! としおくんは、引っ越してきたばかりなんだよ!

                   いじわる言わないの!」



                  あおな (水筒がいるのは、平日だけなんだな。)



                  あおなには、なぜ長男が泣くのかわからなかった。

                  水筒が必要なのに、ないという状況なら、泣くのは理解できる。

                  でも、この場合はその逆だ。

                  ひさし君の口調もいじわるだが、泣くほどのことだろうか?



                  今考えると、定型発達者である長男は、

                  「周囲と同じでありたい。」

                  という気持ちを強く持っていたのだろう。

                  ひさし君が、その気持ちを否定したので、涙が出るほど動揺したのだろう。



                  「周囲と同じでありたい。」という気持ちのまったくないあおな。

                  これから、自分の特性を自覚したうえで、周囲になじんでいかなければ・・・。





                  にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
                  にほんブログ村




                  専門用語を使うのはやめよう 2

                  0

                    私が担当している秋本様は、目がご不自由。

                    家ではベッドに寝たきりだ。

                    同居している息子さんご夫婦は、早朝から出かけることがある。

                    スキューバ・ダイビングをするためだ。

                    そんなときは、ヘルパーが秋本様の着替え、トイレをお手伝いする。

                    ショートステイに秋本様が入っている間、息子さんご夫婦は、アメリカ横断旅行をしてきたこともある。



                    月に1度のヘルパー会議の席上で、

                    上司    「秋本様のご家庭は、介護を家族が抱え込んでいないといういい例よね。」

                    あおな    「やっぱり、ああいうご家庭って、レアですか?」

                    ヘルパー1  「あおなさんって、なに言ってるの?

                    ほんと、ついていけないわ。」

                    あおな     「? レア・メタルのレアですけど・・・。」



                    ヘルパー1さんは、肉を焼く時の「レア・ミディアム・・・」を連想したと言っていた。

                    これから、周囲の人のことを考えてことばを使おうと思った。



                    にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へにほんブログ村

                    役員になってしまったら、他の役員と同じものを持とう

                    0
                      あおなが、子ども会の役員をやった時のこと。

                      役員定数は6名。

                      役員1、2、3は、もともと仲よし。

                      3人そろって役員に立候補し、めでたく選ばれた。

                      といっても、この3人、平等ではなかった。

                      役員1が女王様で、2、3は家来という印象だった。

                      役員1は、裏会長にも就任した。




                      会長は、フルタイムで働くキャリアウーマン。

                      今まで、ご近所付き合いはなく、役員の中に友人がいない。



                      副会長 子どもの年齢が違うので、役員の中に友だちがいない。



                      あおな 友だちがいないが、それを何とも思っていない。



                      役員1、2、3は、ブランドは異なるが、同じデザインのバッグを持ってきていた。

                      あおなは、なぜ3人で同じようなバッグを持つのかなと思っていた。

                      7年前に抱いた疑問が、狸穴猫さんのブログで氷解した。








                      役員会での雑談の中で、

                      裏会長 「わたし、ブランドものコピー商品を手に入れるルートを持っているの。

                      10万円のものが、2万円で買えるのよ。

                      本物とまったく見分けつかないわよ。」

                      他の役員全員 「えーっ! いいわねえ。」

                      あおな (ブランドものはほしいけど、コピー商品なんかいらないわ。

                      でも、一応みんなに合わせておこう。)



                      次の役員会で、

                      副会長 (ブランドもののムック本を持参している。)

                      「裏会長さん、わたし、このバッグほしいの。

                      お友達に頼んで、コピー商品を買ってもらえないかな。」

                      裏会長 「いいわよ。このバッグ、私も買おう。」





                      その後、裏会長と副会長は、同じデザインの色違いのバッグを持って役員会にあらわれた。

                      裏会長と副会長は、すっかり仲良しになっていた。



                      副会長は、コピー商品を一緒に買うということによって、

                      「裏会長さんの持ち物ってすてき。

                      コピー商品を買うという裏会長さんの行動もすてき。

                      私もまねするから、仲よくしてね。」

                      というメッセージを送っていたのだ。




                      会長はキャリアウーマンなので、数十万円相当の本物のブランドバッグ。

                      あおなは量販店で買った数千円のバッグで、平然とした顔。

                      これが原因で、会長とあおなは排除されたんだ!

                      子ども会の仕事はほとんど、会長とあおなが担っていたにも関わらず。



                      この時、あおなも、

                      「わたしも! わたしも!」

                      と同質性確認行動に加わっていたら、役員会の中での社会的地位もあがっていたろう。



                      役員になってしまったら、みんなと同じものを持つようにしよう!



                      わずか1年のがまんだ。

                      ほしくなくても、同じものを買い、話をあわせておこう!








                      にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へにほんブログ村










                      calendar

                      S M T W T F S
                           12
                      3456789
                      10111213141516
                      17181920212223
                      24252627282930
                      << November 2019 >>

                      selected entries

                      categories

                      archives

                      recent comment

                      links

                      profile

                      search this site.

                      others

                      mobile

                      qrcode

                      powered

                      無料ブログ作成サービス JUGEM