悪口でもりあがる

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    小学校で非常勤講師をしていた時のこと。

    その学校には、非常勤講師が3人いた。

    全員女性で、いつも3人で給食を食べていた。

    しかし、あおなと他の2人には、微妙な温度差があった。

    あおな以外の2人はメールのやりとりもし、格別に仲がよかった。




    ある日、食事中のこと。

    事務職員である高尾さんの態度が冷たいと2人が言いだした。

    「高尾さんて、○○した。」

    「××なこともあったわよ。」

    と夢中になっている。

    あおなたち3人は、いわば「おばさん」であるが、高尾さんはずっと若い。

    あおなは、高尾さんの態度は気にならなかった。

    あおな (若いんだから、多少のことは仕方がないんじゃない?)

    「私は、そんなふうに思わないけど?」

    非常勤講師1さん 「・・・。」



    非常勤講師1さんは、無言で、あご先をあげて、あおなをにらみつけた。

    非常勤講師1さんは、音大出の美しい人だったので、その態度にびっくりした。



    定型発達者が悪口で盛り上がっているとき、水をさすのはやめよう。

    同調するのは、あとで、

    「あおなさんもそういってたわよ。」となるので、危険だとおもうが・・・。





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    定型発達者はあんがいひ弱い 2

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      長男としおが5歳のころ、引っ越しのため、新しい保育園へ行くことになった。

      新しい保育園では、毎日水筒を持っていくらしかった。

      あおなは、毎朝、水筒を準備していた。



      ある土曜の朝、自転車で保育園へ向かっているとき、ひさし君親子と一緒になった。



      ひさし君 「としお君、今日水筒いらないんだよ。」

      としお (黙ったまま、泣き始める。)

      ひさし君ママ 「ひさし! としおくんは、引っ越してきたばかりなんだよ!

       いじわる言わないの!」



      あおな (水筒がいるのは、平日だけなんだな。)



      あおなには、なぜ長男が泣くのかわからなかった。

      水筒が必要なのに、ないという状況なら、泣くのは理解できる。

      でも、この場合はその逆だ。

      ひさし君の口調もいじわるだが、泣くほどのことだろうか?



      今考えると、定型発達者である長男は、

      「周囲と同じでありたい。」

      という気持ちを強く持っていたのだろう。

      ひさし君が、その気持ちを否定したので、涙が出るほど動揺したのだろう。



      「周囲と同じでありたい。」という気持ちのまったくないあおな。

      これから、自分の特性を自覚したうえで、周囲になじんでいかなければ・・・。





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      専門用語を使うのはやめよう 2

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        私が担当している秋本様は、目がご不自由。

        家ではベッドに寝たきりだ。

        同居している息子さんご夫婦は、早朝から出かけることがある。

        スキューバ・ダイビングをするためだ。

        そんなときは、ヘルパーが秋本様の着替え、トイレをお手伝いする。

        ショートステイに秋本様が入っている間、息子さんご夫婦は、アメリカ横断旅行をしてきたこともある。



        月に1度のヘルパー会議の席上で、

        上司    「秋本様のご家庭は、介護を家族が抱え込んでいないといういい例よね。」

        あおな    「やっぱり、ああいうご家庭って、レアですか?」

        ヘルパー1  「あおなさんって、なに言ってるの?

        ほんと、ついていけないわ。」

        あおな     「? レア・メタルのレアですけど・・・。」



        ヘルパー1さんは、肉を焼く時の「レア・ミディアム・・・」を連想したと言っていた。

        これから、周囲の人のことを考えてことばを使おうと思った。



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        役員になってしまったら、他の役員と同じものを持とう

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          あおなが、子ども会の役員をやった時のこと。

          役員定数は6名。

          役員1、2、3は、もともと仲よし。

          3人そろって役員に立候補し、めでたく選ばれた。

          といっても、この3人、平等ではなかった。

          役員1が女王様で、2、3は家来という印象だった。

          役員1は、裏会長にも就任した。




          会長は、フルタイムで働くキャリアウーマン。

          今まで、ご近所付き合いはなく、役員の中に友人がいない。



          副会長 子どもの年齢が違うので、役員の中に友だちがいない。



          あおな 友だちがいないが、それを何とも思っていない。



          役員1、2、3は、ブランドは異なるが、同じデザインのバッグを持ってきていた。

          あおなは、なぜ3人で同じようなバッグを持つのかなと思っていた。

          7年前に抱いた疑問が、狸穴猫さんのブログで氷解した。








          役員会での雑談の中で、

          裏会長 「わたし、ブランドものコピー商品を手に入れるルートを持っているの。

          10万円のものが、2万円で買えるのよ。

          本物とまったく見分けつかないわよ。」

          他の役員全員 「えーっ! いいわねえ。」

          あおな (ブランドものはほしいけど、コピー商品なんかいらないわ。

          でも、一応みんなに合わせておこう。)



          次の役員会で、

          副会長 (ブランドもののムック本を持参している。)

          「裏会長さん、わたし、このバッグほしいの。

          お友達に頼んで、コピー商品を買ってもらえないかな。」

          裏会長 「いいわよ。このバッグ、私も買おう。」





          その後、裏会長と副会長は、同じデザインの色違いのバッグを持って役員会にあらわれた。

          裏会長と副会長は、すっかり仲良しになっていた。



          副会長は、コピー商品を一緒に買うということによって、

          「裏会長さんの持ち物ってすてき。

          コピー商品を買うという裏会長さんの行動もすてき。

          私もまねするから、仲よくしてね。」

          というメッセージを送っていたのだ。




          会長はキャリアウーマンなので、数十万円相当の本物のブランドバッグ。

          あおなは量販店で買った数千円のバッグで、平然とした顔。

          これが原因で、会長とあおなは排除されたんだ!

          子ども会の仕事はほとんど、会長とあおなが担っていたにも関わらず。



          この時、あおなも、

          「わたしも! わたしも!」

          と同質性確認行動に加わっていたら、役員会の中での社会的地位もあがっていたろう。



          役員になってしまったら、みんなと同じものを持つようにしよう!



          わずか1年のがまんだ。

          ほしくなくても、同じものを買い、話をあわせておこう!








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          利用者様の死

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            あおなの勤務先では、月に1度、ヘルパー全員でよいケアについて考えあうヘルパー会議がある。

            全員が自分の担当している利用者様の現在状況について話す。

            あおなが担当している矢野さまは入院中。

            がんが見つかり、余命1カ月との宣告を、医師から受けたところだ。



            あおな (淡々と)「矢野さまの現況は、書いてある通りです。」

            上司1 「矢野さまは・・・、(泣き出す)つらい状況でしたが、毎日デイサービスにお通いになり…。」

            上司2 「・・・。」(目をまっかにしている。)



            あおな (みんな、泣くんだな。

            矢野さまを1番長く担当したのは私なのに。

            本当に亡くなられたとき、涙が出なかったら、どうしよう。)



            あおなは、人生で数えるほどしか泣いたことがない。



            泣けばなんとかなる状況は、今まで何度もあったと思う。

            泣ける人が、うらやましい。









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            言うこときついんだよね〜

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              小・中・高とクラスメートになじめなかったあおな。

              でも、大学は楽しかった。

              選択科目が多く、1人で行動するのが多かったからだと思う。

              あおなの特性に気づく人が少なかったのだろう。



              あおなは児童文学に興味があり、児童文学のサークルに加入した。

              あおなは知っている作品も多く、他のサークル員からも、

              「あおなさん、すごい!」

              といわれることが多かった。



              同級生に、品川さんという女性がいた。

              美人で頭もよかった。



              でも、あおなはその人が苦手だった。

              あおなが、何か言うたび、ぼそっと、

              「言うこときついんだよね〜。」

              と言い添えるのだ。



              あおなは自己主張ができないタイプ。

              だから、

              「何か悪いこと言ったかしら?」

              「なんで、いつも私にだけそんなこと言うの?」

              と聞き返すこともできなかった。

              (品川さんて、意地悪だな。私のこと、きらってるんだ。)

              と思っていた。



              実際は、あおなは、他の人が思っても口に出さないこと、言わない方がいいことを、ずけずけと言っていたのだろう。



              品川さんの指摘は、正しかったのだ。



              わたしって、本音をつい言ってしまう欠点があるの。

              言わない方がいいことがあったら、教えてくれないかな?

              こんなふうに言ったら、品川さんは教えてくれたろうか?



              品川さんとは、大学卒業以来縁が切れて、もう30年になる。





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              役員にならないために

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                「子ども会」

                強制加入では、ありません!

                強制加入のようにいわれるかもしれないけれど・・・。

                がんばって、「とにかく加入しません。」という態度を貫きましょう。

                悪徳セールスマンに対処する時と同じです。

                (まあ、いいわ。)と思ったら負けです。




                加入を勧める役員に、

                (この人、めんどうな人だな。)

                と思わせたら、こっちのもの。

                ことばがつづかなくなったら、

                「ちょっと、考えさせて下さい。」

                「家族に相談します。」

                「会費が払えるかどうか、家族と相談してみます。」

                など、加入を勧める役員に、もう一度来てください、と要求してみましょう。



                誰でも、めんどうはいやなもの。

                (こんな人が子ども会に加わったら、大変だわ。)

                と思わせるようにしましょう。



                「学校、PTAの役員」

                保護者会を欠席しましょう!

                授業参観と同日に行われることが多いと思います。

                ご自分のお子さんの授業中の態度を見たい方は、授業参観だけ見たら、さっさと帰りましょう。



                診断書を用意しましょう!

                本当にご病気の方は、主治医にお願しましょう。

                特に病気ではない、という方も、近所の内科へいって、

                「不眠気味です。」

                「ご近所のママ友との関係に悩んでいます。」

                「保護者会の前日は、よく眠れません。」

                「役員をやる自信がないんです。」

                と訴え、診断書を書いてもらいましょう!



                一番いいのは、保護者会の前に、担任教師に診断書を見せて理解を求めていく方法です。

                また、ご家族(ご主人や、お姑さん、実家の母親・・・)などに学校へ持って行ってもらえたら、さらに効果的です。

                (学校にくることもできないの?!)

                と思わせることができます。



                とにかく、

                「この人はめんどうな人。関わり合いにならない方がいい。」

                と思わせるようにしましょう。






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                初めての反抗

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                  あおなは、相手の頼みを断ることができない。



                  あおなは、31歳のとき、○○県の賃貸マンションに引っ越した。

                  あおなの部屋は4階。

                  同じ時期に、1階に引っ越していきたのが、佐田さんだった。

                  あおなと佐田さんは、年齢が同じくらい。おたがいに子どもが2人いた。

                  あおな (佐田さんとなかよくなれたらいいな。)



                  当時、男児の間で、任天堂のファミコンが大ブームだった。

                  あおなの家にはファミコンがあり、2歳年上の佐田さんの長男が、ファミコンをやりに毎日あおなの家に来ていた。

                  佐田さんの家のファミコンは壊れ、買い直すつもりはないらしかった。



                  佐田さんは、ほほにわりと大きいホクロがあった。

                  佐田さん 「ホクロをとる手術するの。」

                  あおな 「・・・。」

                  佐田さん 「違うのよ。

                  きれいになるためとかじゃないの。

                  ホクロって、皮膚ガンになることもあるから、今のうちにとろうと思って。

                  手術の間、0歳の長女預かってくれない。」

                  あおな 「いいよ。」



                  あおなの家では、全国紙。佐田さんの家では、地方紙をとっていた。

                  佐田さんは、購読している地方紙のほうが地元の情報が豊富だと、常日頃あおなに吹聴していた。

                  あおなは、機会があったら地方紙を読みたいと思っていた。



                  佐田さん 「あおなさん。地方紙読みたくない?」

                  あおな 「うん。」

                  佐田さん 「ウチ、今度3泊4日の旅行に行くの。

                  その間、ウチの新聞読んでいいから。

                  朝の間に、とりこんどいてね。」

                  あおな (新聞販売店に、配達を断ってもらえばいいのに。)

                  「うん。」



                  気楽に引き受けたものの、これが大変だった。

                  あおなには、まだ幼児がいて、あおなが部屋を出るのも嫌がる年頃だった。

                  朝早く、1階まで降りていくのはめんどうだった。

                  また、他人の家の郵便受けから、新聞を引き抜くという行為も、いやだった。

                  誰かに見られたら、どろぼうと思われるかもしれない。

                  いやだったが、

                  「ごめんね。できなかった。」

                  などといってごまかすこともできなかった。

                  あおなは、毎朝、律儀に、佐田さんの新聞をとりに行った。



                  佐田さん 「あおなさん、お米貸して。」

                  あおな (戦時中じゃないのに。)

                  「はい。」(と、ビニール袋に入れたお米を渡す。)



                  1年ほどして、あおなは再び引っ越すことになった。



                  佐田さん 「あおなさん、引っ越すんだって。

                  ここのマンションの大家さん、敷金返してくれないんだってね。

                  あおなさん、敷金いくらぐらい返してもらえるか教えてね。」

                  あおな (笑顔で)「うん、教えるね。」



                  「教えるね。」とは言ったが、あおなは教えなかった。

                  この時が、あおなが初めて、他人の言うことに従わなかった瞬間だった。









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                  わたしの「社会性」は小学生レベル

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                    ヘルパー休憩室にて。

                    ヘルパー1 「わたし、学校の役員になっちゃった〜。」

                    ヘルパー2 「えーっ!」

                    ヘルパー1 「仲のいい人たちが何人かいてね、その人たちが役員になったんだけど、人数がそろわないから私もって…。

                    私、あの役員のメンバーでは、絶対浮くと思うんだ。」

                    ヘルパー2 「えー、そんなことないよー。

                    ヘルパー1さん、どこでもうまくやれそうに見えるよ。」



                    ヘルパー1さん、2さんの会話を聞きながら、考えた。

                    あおなが、何か新しい環境に飛び込むとき、

                    「周囲の人とうまくやっていけるかな。」

                    と考え始めたのは、いつごろからだろう。



                    大学入学とともに、ガールスカウトのリーダーになった。

                    31歳のとき、20代から50代の女性たちが構成するボランティア団体の責任者になった。

                    保育園や学校の役員に数回なった。

                    いつも、

                    「いっしょうけんめいやろう!

                    他の人たちとなかよくやろう!」と思うだけだった。



                    ふつうは、そういう時、不安に思うものらしい。

                    わたしの「社会性」は、小学生レベルなのだろうか?









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                    まったく同じ動き

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                      同行派遣というのがある。

                      しごとの引き継ぎなどのために、複数のホームヘルパーが同じ派遣先に行くことだ。

                      上司から、山倉ヘルパーを松田さんの家へ同行しなさいという指示が出た。

                      松田さんは70代の夫婦二人暮らし。

                      あおながいつも派遣に入っている家だ。

                      上司 「あおなさんと山倉さんはまったく同じ動きをしてね。」

                      山倉ヘルパー 「はい。」

                      あおな (? まったく同じ動き? 私が風呂掃除をしている間、山倉さんも風呂掃除をするということかな?

                      山倉さんは背が高いから、風呂場の上のほうをふいてもらおう。

                      その間、私が洗い場や風呂桶の掃除をしよう。)



                      派遣の始め30分間は、松田さんの奥様の買い物介助。

                      あおな、山倉ヘルパーで、松田さんを介助しながらスーパーへ行った。

                      さて、そのあと1時間は掃除だ。

                      あおな 「山倉さん、お風呂の掃除お願い。」

                      山倉ヘルパー 「はい。」

                      山倉ヘルパーは、さっさと風呂そうじ用長靴をはいて、風呂掃除を始めてしまった。

                      風呂そうじ用長靴は1人分だけ。

                      あおなは風呂場に入れない。

                      あおなはしかたがないので、洗面台の掃除をしていた。



                      そのとき、あおなはひらめいた。



                      あおな (『まったく同じ動き』というのは、掃除をするときは別の場所の掃除をするということなのかもしれない!)

                      あおなはトイレ掃除、掃除機かけをした。

                      あおなのひらめきは、正しかったようだ。



                      どうやら、あおなはことばを字義どおりに受け止めていたようだった。




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