生徒への対応の失敗

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    あおなは、50歳の時、高校の英語科の新規採用教員になった。

    その高校では、問題集を解きながら、英文法を教えるという方法をとっていた。

    生徒が持っているのは、問題集のみ。

    解答集は、生徒には渡さない。

    教員が文法事項の説明をしながら正解を板書し、それを生徒が写すというやり方だった。

    生徒の質があまり良い学校ではなかったので、この方法を取らないと、生徒が授業を聴かなくなるからだろう。

    (こう書いてくると、あおなにも、後述するような行動は不適切だったことが分かるのだが、当時はわからなかった。)



    2年1組の英語担当の教員が休職した。

    代替講師が来るまで、あおなが2年1組の英文法を教えることになった。

    2年1組に、滝沢という男子生徒がいて、休み時間になるとやってきた。

    滝沢 「先生、解答集貸してください。」

    あおな 「どうして?」

    滝沢 「授業でまだやってないところを、勉強したいんです。

    まちがって覚えたくないですから。」

    あおな (まだやっていないところを勉強したいなんて、熱心なんだな。)



    あおなは、「どうぞ。」と解答集を貸していた。



    その後、やってきた代替講師は、滝沢に対し、全然違う態度をとった。

    滝沢     「先生、解答集貸してください。」

    代替講師 「解答集なんてないの!

         先生が、自分の頭で考えて、正解を出してるの!」

    滝沢     「・・・。」



    あおなが滝沢に解答集を貸したことは、問題にはならなかった。

    滝沢は、その直後、学校施設に何度かいたずらをしたということで退学処分にされたからだ。

    「あの生徒、発達障害なんじゃないか?」とささやかれながら・・・。



    依頼されたら、一呼吸おこう。

    周囲の人に相談してから、対応を決めよう。






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    Dスキンの営業の仕事をしました

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      あおなには、

      「働きたい! お金をかせぎたい!」という気持ちが強い。


      20年ほど前、長男は保育園児、二男はまだ未就園という状況でも、それは変わらなかった。

      Dスキンの営業マンに、

      「お子さんの手を引いてできる仕事ですよ。」と勧められ、モップ交換の仕事をすることにした。

      一軒一軒訪問し、使用済みのモップを新しいのに換える。

      料金の20%があおなの取り分。

      当時700円のモップが主流だったので、1つ交換すると140円の収入になる。



      仕事を始め、すぐにわかったのは、ほとんどの家が留守だということ。

      長男が保育園に行っている間、いくら訪問しても、お客様に会えないので料金を払ってもらえない。

      また、やっとお客様に会えても、

      「モップ、まだきれいなの。来月また来て。」

      と言われ、モップの交換ができない。

      交換ができないということは、料金が払ってもらえないということ。

      つまり、あおなの収入も発生しないということだ。



      訪問先は、あおなの自宅近くだったので、ママ友がお客様ということもあった。

      交換日に訪問すると、

      ママ友 「あおなさん。悪いんだけど、これから掃除するから、明日モップとりにきてくれない?」

      翌日訪問すると、

      ママ友 「もう来たの?! これから掃除するところなのに! 明日来て。」

      あおな 「・・・。」



      あおなは、どうしたらいいかわからなかった。

      その場では、言われたとおりに帰宅した。

      しかし、帰宅してから、

      (あんまり理不尽なのではないか。)という気持ちがしてきた。

      あおなは、その人の家に何度も足を運んでいるのだ。



      それで、その日の保育園のお迎えの時に言ってみた。

      あおな 「ママ友さん、私、交換日に料金を払ってもらえないと困るの。」

      ママ友 「あら! じゃあ、なんで、あおなさん、今日黙って帰ったのよ?!」

      と、まるで、あおなの方が理不尽なことを言っているかのような態度。



      あおなは、このとき1つ学んだ。

      黙っていると、相手の言ったことを認めたと思われてしまうらしい。

      あおなは、認めたわけではない。

      ただ、何といっていいかわからないから沈黙していたのに・・・。






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      職務命令にさからう?

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        ホーム・ヘルプの仕事から、自宅へ直帰したあおなに、上司から電話がかかってきた。

        上司 「明日のことなんだけど、渡辺さまの担当者会議に、あおなさんも出てください。」

        あおな 「はい。何時からですか?」

        上司 「1時から、渡辺さんのお宅であります。」

        あおな 「・・・。

             わたし、12時まで内田さんのお仕事があるので、1時からって、ちょっときついです。」

        上司 「そうか・・・。あおなさんだけ、遅れてくる?」

        あおな 「・・・。

        いえ、やっぱり1時までに行けるようにします。」



        あおなは、話しているうちに、自分の言っていることがわがままなのではと不安になってきたのだ。

        あおなの職場では、1時間昼休みがとれるようになっている。

        最初、あおなは自分が、1時間の昼休みをとれなくなると思い、1時からの会議に出席することを渋った。

        しかし、担当者会議に参加してといわれることは、1年に1度あるかないか。

        昼休みは、いつもゆっくり休ませてもらっているのだから、たまには短くなってもしょうがない。



        こういうところが、融通がきかないところなのか?

        そして、周囲からわがままと思われるのか?









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        開けっ放し

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          あおなの勤務先、高齢者センターの出入り口は、厳重に施錠してある。

          職員は、1人1つ鍵を持ち、出入りのたびに施錠する。



          ヘルパー休憩室にて。

          あおなも、ヘルパー1さんもこれから派遣に出かけるところであった。

          ヘルパー1さんは、ヘルパー歴10年のベテラン。

          先輩であるから、あおなも敬意を持って接している。



          ヘルパー1 「開けっ放しでいいです。」

          あおな (休憩室から廊下へ出るドアを開けっ放しにするのかな?

          先輩の言うことには、従わないと・・・。)




          休憩室のドアをいっぱいに開き、手で押さえるあおな。

          10秒くらい押さえたところで、なんだか変だぞと思い始めた。



          ヘルパー1 「ことばが足りなかったわね。

          出入り口の鍵をかけなくてもいいというつもりだったのよ。」




          本来なら、几帳面に鍵をかけるべき出入り口。

          しかし、「数分間の違いで出入りするから、そのくらいはいいでしょう。

          鍵はかけないでおいて。」ということだったのだ。






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          ママ友とのおつきあいにテレビ番組は必須です!

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            この記事はベンボー提督亭 SILVER船長さんの2011/04/29日の記事を参考に書かせていただいています。


            ヘルパー休憩室にて。

            ヘルパー1さんと2さんは、今年度学校の役員になったそうだ。

            ヘルパー1 「私、いまどきのテレビドラマ見てないの。

            だから、他の役員さんに、すごくつまらない人って思われてると思う。」

            ヘルパー2 「そんなことないよ。

            ヘルパー1さん、とても上手にやれそうな感じするよ。」

            ヘルパー1 「今、学校もののドラマやってるでしょ?」

            あおな 「『鈴木先生』?」

            ヘルパー1 「髪が短い人の・・・。」

            あおな 「あっ、『ハガネの女』(テレビ朝日系 木曜21:00)?」



            あおなは、ロングスリーパーなのか、しっかり寝ないと翌日仕事にさしさわるタイプ。

            夜は早く寝たいので、ドラマはほとんど見ていない。

            しかし、対人関係には、共通の話題が必要ということもわかってきて、どんな番組をやっているのか知ろうと、新聞のテレビ欄には目を通している。

            今年から、NHKの大河ドラマを見ることにした。

            自分への課題である。

            また、2つ目の課題として、民放のドラマも1つ見ることにした。

            「名前をなくした女神」(フジテレビ系 火曜 21:00)を録画し、翌日の早い時間に見ている。



            「ハガネの女」は見ていないが、ベンボー提督亭 SILVER船長さんの記事を読んでいたので、ストーリーを、あらまし説明できた。



            女性同士のおつきあいに、テレビドラマの話題は欠かせないようだ。

            人気のあるドラマは、ぜひチェックしておきましょう!







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            エレベーターの故障

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              あおなの勤務先は高齢者センター。

              隣接して、特別養護老人ホームがあり、高齢者センターとは渡り廊下でつながっている。



              ある日、高齢者センターのエレベーターが故障した。

              高齢者センターの1階はデイ・サービス。

              利用者様がレクリエーションなどを行っている。

              昼食をとるのは、3階の食堂だ。

              車いすの方、膝痛の方などは、階段で3階まで登るのは無理だ。

              そういう利用者様に、老人ホームへ移動していただき、老人ホームのエレベーターを利用していただくことになった。

              この仕事には人手がかかるので、出勤しているホームヘルパー全員に、緊急要請があった。



              上司 「ご存じのように、エレベーターが使えません。

              デイ・サービスの職員から、利用者さんの移動を手伝ってほしいと言われています。

              派遣は、すべて時間をずらしました。

              みなさんは、老人ホームのエレベーターで、利用者さんが安全に移動できるよう、お手伝いをお願いします。」

              ヘルパー一同 「はい。」



              あおなも、お手伝いしようとデイ・サービスへ向かった。



              デイ・サービスの職員 「あおなさんには、口腔ケア(歯みがき)をお願いします。」

              あおな 「???」

              (私が頼まれたのは、利用者さんの移動のはず。

              口腔ケアなんかして、いいのかな?)


              あおなは、きびすを返すと、もう一度上司のもとへ。



              あおな 「あのー、口腔ケアをやってと言われたんですけど、いいんですか?」

              上司 「えっ?! もちろんいいわよ。口腔ケアは大切なことよー。」



              上司の命令の内容は、

              デイ・サービスの職員の仕事が増えるので、ホーム・ヘルパーにも、デイ・サービスの仕事を援助してほしいということだったのだ。

              援助していいのは、利用者さんの移動だけ。

              ほかの仕事の援助してはダメ、ということではなかったのだ。



              ことばを、臨機応変に理解できるようになりたいものだ。









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              自転車をひいたおじいさん

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                あおなは、私立小学校に通っていた。

                公立小学校のように、通学団(通学班)はなかったので、登下校はひとりである。



                ある日の帰り道、自転車をひいたおじいさんに、

                「ちょっとー、自転車を持ちあげたいんだけどー、手伝ってくれない?」

                と声をかけられた。




                あおな (自転車を持ちあげるってなんだろう?

                このおじいさん、うそを言ってるのじゃないかな?)


                現在は、

                「知らない人にはついていかない。」

                「連れて行かれそうになった時は、大声をあげましょう。」

                など、不審者対策が徹底して教えられているが、当時はそうではなかった。



                おとなと子どもでは、圧倒的に子どもの方が弱い。

                おじいさんに連れて行かれたのは、近所の家の庭先だった。

                そこで、おじいさんは、

                「よーいしょ、よーいしょ。」

                と、さも自転車を持ちあげているようなかけ声をかけながら、あおなの下半身を触った。



                あおなは、この時も、なにもしなかった。

                泣かない。

                声も立てない。



                親にも話さなかった。

                すすだらけになっていた体を、風呂場で洗っただけだった。



                泣いたり、悲鳴を上げれば、誰か助けてくれたろう。

                なぜ、あおなには、それができないのだろう。









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                日記を読まれる

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                  小学生の時のことだ。
                   
                  あおなは日記をつけていた。

                  あおなは、アンネ・フランクの「アンネの日記」をすでに読んでいた。

                  その中の「親愛なる日記帳さんへ」という表現が気にいり、自分もこんな日記をつけてみたいと思ったのだ。

                  内容は、日常のことや同級生の気になる男子のことなど、他愛もないことだった。



                  あおなには、友人が少なかったが、たくさんの人と仲よくしたいという気持ちが強かった。

                  だから、誕生会にこれから仲よくしたい人をよぶことにした。

                  いつもの遊び相手が2人。

                  穏やかな性格の児童数人。

                  このほかに、勉強もスポーツもできる貝塚さん、佐伯さん、田山さんもよんだ。

                  仲よくなれたらいいなと思ったのだ。

                  あおなの部屋は2階にあり、初め全員が部屋に入ってきた。

                  誰かが、本棚の日記を手にとったので、あわてて止めた。



                  外で遊ぼうということになったとき、貝塚さん、佐伯さん、田山さんは、

                  「部屋で遊ぶ。」といった。




                  外遊びをしているあおなの耳に、3人の爆笑が、時々聞こえてきた。

                  貝塚さん、佐伯さん、田山さんも、外遊びに誘おうと思ったあおなは、家に入り、階段の下まで行った。

                  そこでぎょっとして立ちすくんだ。

                  3人のうち1人が、あおなの日記を音読している。

                  それを聞いて、2人がくすくすわらっているのだ。



                  階段を駆け上がって、抗議する。

                  台所にいる母親に事情を話し、何とかしてもらう。



                  あおなにはそういう解決策は思い浮かばなかった。

                  対決するのが怖いから、楽な道を選んだわけでもない。

                  ただ、どうしていいかわからなかったのだ。

                  そのまま、外遊びの仲間に戻った。



                  「電車やバスの中では、お年寄りに席を譲りましょう。」

                  と教えるように、

                  「いやなことをされたら、『やめろ!』といいましょう。

                  それでも相手がやめなかったら、すぐ親や教師に言いましょう。」

                  と子どもに教える必要があるのではないか。

                  あおなのような子どももいるわけだから。





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                  大人を逃げるな。悪役になろう。(AC JAPAN 2002年広告より)

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                    あおなたち一家が、新築の一戸建てに引っ越して間もなくのこと。

                    保育時間は夕方4時まで。

                    小学校低学年だった長男は、午後2時ごろには家に帰っていた。

                    小学生のほうが、保育園児より早く家に帰ってきてしまうのだ。

                    当時、保育園の役員をしていたあおなは、午後ずっと保育園で過ごしていた。

                    役員会が終わり、二男を連れて帰宅し驚いた。

                    うちのなかがめちゃくちゃだ。



                    ふすまは破かれているだけでなく、その中の木の骨組みまで折れている。

                    トイレの床には、水が2センチくらいたまっている。

                    1階にあったはずのイスが、なぜか2階まで運んである。



                    小学校2年生だった長男に

                    「どうしたの?」ときいてみても、

                    「ずっとファミコンしてて、知らなかった。」

                    とらちが明かない。



                    トイレに水は、近所の南くんという同級生がやったらしいと聞きだし、南くんの家へ行った。

                    南くんの母親が出てきたので、事情を説明し、

                    「南くんがやったのだったら、雑巾を持ってきて、拭いてほしいです。」

                    と言った。

                    南くんは泣きながら出てきた。

                    シャワレットのボタンを、

                    「なんだろう。」と思い押したそうだ。

                    水が出てきたので、びっくりして家へ帰ってしまったのだという。



                    この日、もう一人の小学生がうちに遊びに来ていた。

                    上級生の小池くん。

                    南くんの母親は、あおなに小池くんがどこに住んでいるか説明した。

                    自分の子どもだけが叱られるのはおかしいと思ったのだろう。



                    でも、もうあおなは限界だった。

                    会ったこともない小池くんを探し出し、叱る元気は残っていなかった。

                    家に帰り、後片づけをするので精いっぱいだった。



                    あおなの口のきき方がきつかったのだろうか?

                    小池くんも、探し出して叱るべきだったのか?

                    そもそも、他人の子どもを叱るのがいけなかったのか?



                    南くんの母親に、あおなは何年間も無視されるようになった。





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                    女性に対して言わないほうがよいこと

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                      あおなたちヘルパーは、休憩室で、お弁当を食べる。

                      ヘルパー1 「ヘルパー3さんて、いつもお弁当が少ないよね。」

                      ヘルパー2 「おにぎり一個だけだよね。」

                      あおな 「そんなことないよ。

                      ヘルパー3さんはきゃしゃな女を装っているだけだよ。

                      デザートもがぶがぶ食べてるもの。」



                      あおなには、悪気はまったくない。

                      「きゃしゃな女を装う」というのは、前日きいたラジオで覚えたフレーズだった。

                      おもしろいこと、みんなを笑わせるようなことを言おうと思っただけである。



                      ヘルパー3 (激怒して)

                      それはあなたの思い込みでしょ!

                      デザートは初めから食べるつもりで買ってるの!

                      あおな 「???」



                      女性に対して、「たくさん食べる」に類する言葉は、言わないほうがよさそうだ。





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