怒ることができた!

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    あおなは、実の両親と高校生の長女と暮らしている。

    母親は認知症が日々進みつつある。

    認知症の患者は、被害妄想をいだくことがある。

    認知症の被害妄想はおおまかにいって、女性と男性で異なるそうだ。

    女性の場合は「もの盗られ妄想」が多く、男性の場合は「妻が浮気をしているという妄想」が多いときいた。



    あおなの母親も、もの盗られ妄想をいだいている。

    「お金がなくなった。」と訴え、その犯人は、

    「孫の○子だ。」という。

    昨日も、「お金を○子に盗られた。」

    というので、あおなは、

    「○子はそんなことしませんよ!

    名誉棄損で、お母さんのことを訴えますよ。

    警察よんで、きちんと調べてもらいましょう。

    早く、警察呼びましょうよ。」

    と怒ることができた。

    傷つけられた対象が、自分ではないからかもしれない。

    自分が傷つけられた時にも、即座に抗議できるようになりたい。





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    職業に必要な課題を習得していない

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      手先の一点に気持ちを集中する、重いものを持ち上げるために足と腰、そして腕にどう力を入れたらよいか、こうしたことは普通の青年であれば友だちとのつき合いとか、学校での体育の授業とか当番で、いつの間にか覚えてしまうことです。

      ところが、通常学級に通った大部分の自閉症の青年は、職業につくうえで必要なこれらの課題を習得しないで義務教育を卒業してしまうのです。

      「自閉症児の保育・子育て入門」 中根 晃著 大月書店 p.102


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      あおなの仕事はホームヘルパー。

      掃除をしたり、買い物代行をしたりという家事援助を行っている。

      この仕事についてから、自分が他の人より、作業が雑で遅いことに気づいた。

      ふだんは、ひとりで仕事をしているからわからない。

      しかし、上司と新しい派遣先に行くときは、

      「浴槽にまだ汚れがついている。」

      「テレビの後ろのホコリもとって。」

      と注意を受けることがある。

      また、作業指示に「居室の掃除機かけとぞうきんがけ」とあっても、ぞうきんがけができずに、終了時間になってしまうことがある。

      精神科でWAIS-靴鮗けたとき、処理速度が「平均の下」だった。

      WAIS-靴鮗けることができてよかった。

      自分が、もともと作業が遅いことが納得できた。

      自分の苦手を知って、対処方法を考えよう。

      (どの順番で掃除をすれば、むだな動きが少ないかなど。)





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      他人に反発を感じると何年も忘れない その2

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        あおなは、この「事件」のことをすっかり忘れていた。

        なぜ忘れることができたのか。

        「お金をとられる。」という被害に対し、「泣く」、「教師や保護者に言う」、「相手を攻撃し、お金を取り戻す」などの解決方法がある。

        あおなは、小学生として正しい手段をとることができたのだ。

        隣の子からは慰めてもらえた。

        この体験は、「いやな思い出」にならなかったともいえる。

        定型発達の子どもは、みなそうやって子ども時代を乗り越えてくるのではないだろうか。



        この時、あおなが「泣く」という手段をとれなかったらどうだろう。

        誰にも訴えることができず、黙ってその場がすぎてしまったら・・・。

        ピアノ教室に行くことができず、親にうまく説明できなかったら・・・。



        誰でも、不当なことをされるとか、いやがらせをされることがある。

        定型発達の人は、すぐ反応できるだろう。

        言い返す。

        暴力に訴えるかもしれない。

        でも、発達障害者の一部には、何を言われたのか、すぐに把握できない人がいる。

        あおなもその1人だ。

        自分が被害にあっていることがわからない。

        その場は、無言のまま、無表情のままで過ごす。

        (なんだかいやだなあ。)と思っても、具体的にどういやなのかわからない。



        自分の置かれた状況が、いつわかるかは、人によって異なるだろう。

        数日後、数週間後、数ヵ月後。

        そのくらいの時間がすぎてから、相手の意地悪さ、不当さに気づくのだ。

        それと、今となってはどうしようもないということも。



        傷つけられているのだ。

        平静な気持を保て、という方が無理だろう。

        教師や保護者の目の届く小学校時代だけでも、発達障害者をいじわるやいやがらせから守ることはできないだろうか。









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        他人に反発を感じると何年も忘れない その1

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          「自閉症児の保育・子育て入門」 中根 晃著 大月書店 p.103

          彼ら(筆者注 自閉症青年)は、いったん他人に反発を感じると何年も忘れないというのを知っておいてください。


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          「もしかして、うちの子、発達障害かも!?」 岡田 俊著 PHP pp.123−124

          また、発達障害の子は、いったん記憶したことをなかなか忘却しません。ある特定の場所で嫌な思いをしたら、その場所にもう一度赴いたり、その体験を思い起こさせる場所に行っただけでも過去の記憶を鮮明に思い出し、その時の感情がわき上がってくる(フラッシュバック)のです。


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          素人のあおながいうのは失礼かもしれないが、上記の二つの記述は、誤っていると思う。

          発達障害者が、性格が悪いように書かれている。




          あおなは、精神科医から、子どもの頃のエピソードを思い出してくるようにと言われた。

          そして、学校でお金をとられたことを思い出した。

          あおなは、当時ピアノを習っていて、学校から直接ピアノ教室へ行くように、バス代を持たされていた。

          それをいじめっ子にとられてしまった。

          お金をとられたのがショックで、あおなは思わず泣いた。(小学校内で泣いたのはこれが初めて。)

          その後の展開はよく覚えていないが、泣いたことで教師が事件を知り、お金は戻ってきた。

          隣の男児が、

          「よかったね。これでピアノ教室行けるね。」

          と言ってくれたので、精神的にもいやされたのだろう。


          他人に反発を感じると何年も忘れない その2 に続きます。



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          悪意や害意を認識することが苦手

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            この記事はゆあささんの2011/04/1の「ゆあさ発達支援グループワークブログ」を参考にさせていただいて書きました。




            ガールスカウトのリーダーをしていた時のこと。

            ガールスカウトのメイン行事に夏のキャンプがある。

            いつもは小学校高学年などのグループ別で行動するが、キャンプは小学校1年生から高校生まで一緒に出かける大きい行事である。



            キャンプの朝は、全員そろっての朝の会で始まる。

            ある朝、あおなは、他のリーダーに突然言われた。

            「今朝の朝の会、あおなリーダーが司会だからね。」

            「???」

            あおなは、びっくりした。

            でも、その人の言い方は、

            (これはあらかじめ決めてあったことよ。)

            という感じだった。

            あおなは、決定事項だったのに、自分が忘れていたのかなと思った。

            (朝の会の司会って、どうやるんだっけ?)

            ガールスカウトの誓いの言葉を言って、歌を歌って、国旗掲揚をして・・・。

            何十人もの子どもの前で、あおなは考え考え、司会をした。

            当時は、吃音もあったので、とても聞き苦しかっただろう。



            朝の会が終わると、当時、一緒にリーダー役をやっていた保護者が、憤慨していた。

            「司会なんて、突然させるのおかしいわよね。

            AリーダーとBリーダー、あおなさんのこと見ながらくすくす笑ってるの。

            あんな人たちがガールスカウトのリーダーなんてねぇ。」



            (私、笑われていたのか。)

            自分が笑われていたことに気づきもしなかった。

            司会をするのにせいいっぱいだったから。

            司会をやらされたのは、いやがらせだったのだ。

            悪意や害意の認識・・・。

            たぶん、今でもあおなには難しい。




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            宗教の勧誘の人となかよし

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              ヘルパーステーションでの休憩中に、○○学会の話になった。

              利用者の中に、1人暮らしの高齢者がいる。

              その方が入信を勧められているらしい。

              身寄りがいない高齢者が入信すると、みとってもらえ、お葬式を出してもらえるそうだ。

              あおなは、入信することで安心感が得られるなら、いいのじゃないかなと思った。



              しかし、他のヘルパーの○○学会への拒否感は強いようだった。

              「あおなさん、よくないですよ。

              お金、全部とられちゃうんですよ。」

              でも、その利用者は、もともと財産の少ない方なのだ。



              他のヘルパーの○○の証人への拒否感も強い。

              あおなは、引っ越すまで毎月、○○の証人の訪問を受けていた。

              別に、○○の証人に入信するつもりがあったわけではない。

              相手にも、初めからそれは話してある。

              あおなは、不思議だったのだ。

              一軒一軒訪問して、宗教の話を聞いてもらおうとする。

              断られるために訪問するようなものだ。

              いやな思いをすることも多いだろう。

              (私にはとてもできない。

              どうして、この人にはできるんだろう。)



              ○○学会、○○の証人・・・。

              拒否感をもつ方が普通なんだろう。

              (一生懸命やっていて、すごいな。)と思うあおなは変っているんだろう。

              「あの人たち、一生懸命やっていて、偉いわね。」

              なんて言うのは、やめた方がよさそうだ。





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              中学浪人

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                中学浪人とは、中学卒業後、高等学校への進学をする際の浪人のことである。



                ヘルパーステーションで休憩しているとき、高校受験の話になった。

                あおなは、引っ越しと子どもの高校受験が重なったので、受験校の決定や下見がたいへんだった。

                その話をしたら、ヘルパー1さんが、

                「わたしもそうだったんだよね。

                引っ越したところに、私の成績では、入れる高校が1つしかなかったの。

                だから、そこを受けて合格したんだけど・・・。

                入学説明会の時に周囲の子の様子を見たら、とても行く気がしなくて・・・。

                うちに帰って、親に『行かないから。』って言って、浪人して、翌年公立高校受けなおしたんだ。」



                あおなは、その話を聞いて、とても考えさせられた。

                周囲の人々に、自分が受け入れられているかどうかもわからないあおな。

                たとえば、あおなはガールスカウトのリーダーをしていたことがある。

                他のリーダーたちから、理不尽ないじめを受けていた。

                正直なところ、初めはいじめを受けていることにも気づけなかった。

                気づいても、どうしたらいいかわからず、まじめに4年間子どもたちの指導を続けた。

                (子どもたちの関係はよく、楽しかった。)



                定型発達の人には、自分に心地よい人間関係というのが、即座にわかるのだろう

                あおなには、そのような能力を身につけることは難しい。

                どうしたら、生活していくことが、少しでも楽になるだろう




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                タヌキといわれたら

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                  あおなの仕事はホームヘルパーだが、時間の余裕がある時は、高齢者センター併設のデイサービスも手伝う。

                  きのうも、デイサービスを手伝ってきた。

                  デイの職員は、体操、レクリエーションの合間に、楽しい世間話をするということになっているらしい。

                  その日は、女性職員が、

                  「東京の23区内にも、野生のタヌキがいるんですって。」

                  という話をした。

                  「○○区に住んでいる人が、窓をがらりと開けたら、すぐそばの塀の上にタヌキがいて、目があったそうです。」

                  と話を続けた。

                  すると、もう1人の男性職員が、

                  「おいおい、そのタヌキって、茨木さんじゃないの?」

                  と大声を出した。



                  茨木さんというのは、デイの看護師で、70歳くらいの方である。

                  高齢者センターの定年は65歳。

                  本来なら、働けないはずだが、介護業界はどこも人手不足。

                  看護師を募集しても応募者がいないので、昔勤めていた茨木さんに応援を頼んだらしい。



                  茨木さんは、

                  なんだって!

                  とやはり大声で応じていたが、表情はにこにこしていた。



                  男性職員は、茨木さんにいやみを言ったわけではないということが私にもわかった。

                  きっと、よくわかりあっている仲間なんだろう。



                  あおなは、考えずにはいられなかった。

                  「おいおい、そのタヌキって、あおなさんじゃないの?」

                  と言われたら、あおなはどう対応できたろう?

                  きっと、何と言ったらいいかわからなくて、

                  「・・・。」

                  と何も言えないだろう。

                  顔は無表情。

                  少し時間がたってから、

                  (私、タヌキって言われたわ。)

                  と被害を受けたような感覚に陥る。

                  このブログに、

                  「私は、今日タヌキといわれてしまいました・・・。」

                  と書くかもしれない。



                  でも、しかたない。

                  定型発達の人のようにじょうずにふるまえなくてもいい。

                  いじの悪い定型発達の人もいる。

                  そういう人より、いじわるのできないあおなはずっとましだ!





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                  予備校生が学級崩壊

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                    「自閉症児の保育・子育て入門」 中根晃著、大月書店 p.106より引用

                    中機能自閉症に多い就労の成功

                    彼らは集中して作業に取り組み、そのまじめな作業態度は上司に買われます。

                    そして、何より高望みしないことが好結果をもたらすのでしょう。



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                    前回の記事で、「学校アンケート」のことを書いて思い出した。

                    「学校アンケート」がきっかけで、あおなは仕事を失ったことがあった。

                    当時、あおなは42歳。

                    新聞で、「小論文の指導者募集」という広告を見つけた。

                    それは、ある社会人予備校A校舎が出したもので、週に2コマ小論文の書き方を教えてほしいというものだった。

                    それまで主婦をしていたあおなにとって、5000円というのは破格の時給に思えた。

                    履歴書を持っていくと、簡単な面接試験があり、あおなは合格した。

                    自宅に帰ってから電話があり、小論文とは別に英語も教えてほしいと言われた。

                    あおなは二つ返事で引き受けた。

                    (あおなは中学校で英語を教えていたことがあった。)

                    さらに電話が鳴り、同じ系列の予備校B校舎でも、小論文を教えてほしいとのことだった。



                    予備校での英語の授業はどうだったか、あおなは緊張していてよく覚えていない。

                    ただ、出席者は日を追うごとに減少していった。

                    出席している生徒も、声高にしゃべったりして、まるで学級崩壊のようだった



                    高額の授業料を払い、高いモチベーションを持って入学してくる予備校生を学級崩壊させたのは、あおなが最初で最後かもしれない。

                    1学期の終わりに、「アンケート」があり、あまりの評判の悪さに、あおなはA校舎を解雇された。

                    (運よく、B校舎では「小論文の書き方」を教え続けることができた。)



                    予備校の講師になるということ自体、あおなにとって「高望み」だったのだろう。

                    ただ、あおなには「高望み」という自覚はなかった

                    あおなは、自分の能力以上のことを望み続けていった






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                    就職して1年以内に辞める

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                      「自閉症児の保育・子育て入門」 中根晃著、大月書店 p.87より引用


                      言語発達、知能発達が良好の子ども(高機能自閉症)

                      これは正常児と同等の学習能力を想定されるもので、知能指数も100を大きく超えるのであれば高校、大学に進学もできます。

                      しかし、それから先が問題で、就職して1年以内に辞めることになってしまう場合が多いようです。



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                      (2011/6/28 19:16時点)







                      あおなは正規教諭として7年、非常勤講師として5年、小・中・高等学校で働いてきた。

                      児童生徒を、うまく指導できたことは少なかった。

                      それなのに、なぜ辞めずにすんだのか。

                      理由を考えてみた。



                      理由1 

                      異動が多かった。

                      初任校は2年、次の学校は1年・・・、と短期間で異動をくりかえした。

                      新しく着任した教師は、重要な仕事など任されない。

                      責任を持つことが少なかったので、仕事ができないことが周囲に気づかれにくかった。



                      理由2 

                      管理職は学級の中で起きていることに気づかない。

                      授業中、児童・生徒が騒いでいても、教頭や校長が巡視してくることはまずない。



                      理由3

                      あおな本人が、「自分は教師に向いている。」と思い込んでいた。

                      「教育技術を身につければ、もっとうまくやれるはず。」

                      「教育学部出身でないからできないだけ。慣れれば授業がうまくなる。」

                      という思い込みが、どうしても消えなかった。



                      理由4

                      今、どの学校でも行われているような、保護者や児童生徒が、教員を評価するアンケートがなかった。

                      現在は、アンケートで評判が悪い教員は、管理職から、

                      「教職以外の道を探しなさい。」

                      と、退職を勧められることもあるそうだ。




                      今、思い出しました。

                      あおなも、実はそういう経験がありました・・・。

                      その話はまた後日・・・。




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