不適切な発言 3

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    認知症の水津様の家へ、ヘルパー1さんとうかがっている。

    水津様には、物取られ妄想があるので、ヘルパー2人体制である。

    「ヘルパーが私のものを盗んだ。」と言われたとしても、

    「そんなことしてません。見ていましたよ。」と言えるようにするためである。

    水津様は、他のヘルパーに暴力をふるったりする方。

    だが、私とヘルパー1さんのことは気にいってくださり、今まで問題は起きていなかった。




    ヘルパー1さん 「あおなさん、私、来週休むので水津様の家へ行けないんです。」

    あおな 「えっ! どうしてですか?」

    ヘルパー1さん 「家の都合なんです。」

    あおな (いつも2人体制なのに、どうするのだろう?)

    ヘルパー2さん 「かわりに私が行きますから。」

    (ヘルパー1さんは、特に気に入られている。ヘルパー2さんが行って拒否されたら、どうしよう。)

    あおな 「水津さん、だいじょうぶでしょうか? ヘルパー1さん、家の都合ってなんですか?」

    ヘルパー2さん 「あおなさん、そういうことは、きかないものよ。」



    「家の都合」というような抽象的なことを言われたら、さらに深くたずねるのは、やめよう。
     


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    言い返す方法

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      デイ・サービスの利用者の下川さん。

      女性なのだが、男ことば。

      とてもはっきりしたもの言いをされる方である。



      下川さんは、手足に障害がある。

      デイ・サービスが終わるというとき。

      下川さんがトイレから帰るところに、ちょうどあおなが居合わせた。

      その場所には、利用者さんの上着がかかっているハンガーがある。

      下川さん 「あおなさん、わたしの服とって、わたしに持たせて!」

      あおな 「席まで、お持ちしましょうか?」

      下川さん 「いい。自分でできることは、自分でするの。」

      あおな     「はい。」

          (コート、マフラー、ぼうしなどを手に取る。)

      下川さん (あおなが持っているものをちらっと見て。)

          「たくさんあるね。

           持ちきれないわ。

           あおなさん、わたしの席まで持ってきて。」

      あおな     (下川さんのおっしゃることがあまり自分勝手なので、)

          「あはは・・・。」

           と思わず、笑ってしまった。

      下川さん (きっとなって、)

          「笑わないでよ!」



      あおなは、なるほどと思った。

      この状況、どう考えても下川さんのおっしゃっていることは理不尽だ。

      そういうときでも、

      「笑われる」ということは不愉快。

      笑われたら、

      「笑わないでよ!」といえばいいんだな。



      あおなは、職場でよく、くすくす笑われることがある。

      そんなときは、

      (わたし、何かおかしいことしてるかしら?)

      と思うのではなく、

      「笑わないでよ。」と言い返せばいいんだ。

      まだ、勇気がなくて、実行できていないけれど。










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      専門用語を使うのはやめよう 2

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        私が担当している秋本様は、目がご不自由。

        家ではベッドに寝たきりだ。

        同居している息子さんご夫婦は、早朝から出かけることがある。

        スキューバ・ダイビングをするためだ。

        そんなときは、ヘルパーが秋本様の着替え、トイレをお手伝いする。

        ショートステイに秋本様が入っている間、息子さんご夫婦は、アメリカ横断旅行をしてきたこともある。



        月に1度のヘルパー会議の席上で、

        上司    「秋本様のご家庭は、介護を家族が抱え込んでいないといういい例よね。」

        あおな    「やっぱり、ああいうご家庭って、レアですか?」

        ヘルパー1  「あおなさんって、なに言ってるの?

        ほんと、ついていけないわ。」

        あおな     「? レア・メタルのレアですけど・・・。」



        ヘルパー1さんは、肉を焼く時の「レア・ミディアム・・・」を連想したと言っていた。

        これから、周囲の人のことを考えてことばを使おうと思った。



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        言うこときついんだよね〜

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          小・中・高とクラスメートになじめなかったあおな。

          でも、大学は楽しかった。

          選択科目が多く、1人で行動するのが多かったからだと思う。

          あおなの特性に気づく人が少なかったのだろう。



          あおなは児童文学に興味があり、児童文学のサークルに加入した。

          あおなは知っている作品も多く、他のサークル員からも、

          「あおなさん、すごい!」

          といわれることが多かった。



          同級生に、品川さんという女性がいた。

          美人で頭もよかった。



          でも、あおなはその人が苦手だった。

          あおなが、何か言うたび、ぼそっと、

          「言うこときついんだよね〜。」

          と言い添えるのだ。



          あおなは自己主張ができないタイプ。

          だから、

          「何か悪いこと言ったかしら?」

          「なんで、いつも私にだけそんなこと言うの?」

          と聞き返すこともできなかった。

          (品川さんて、意地悪だな。私のこと、きらってるんだ。)

          と思っていた。



          実際は、あおなは、他の人が思っても口に出さないこと、言わない方がいいことを、ずけずけと言っていたのだろう。



          品川さんの指摘は、正しかったのだ。



          わたしって、本音をつい言ってしまう欠点があるの。

          言わない方がいいことがあったら、教えてくれないかな?

          こんなふうに言ったら、品川さんは教えてくれたろうか?



          品川さんとは、大学卒業以来縁が切れて、もう30年になる。





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          ほめられたとき

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            あおなは49歳のとき、ある県の教員採用試験を受け、合格した。

            (ふつう、若い人だけが受けられる試験だが、団塊の世代の退職で教員不足になり、年齢制限が撤廃されていたのだ。)

            あおなはうれしくて、職場で使うパソコン、家で使うパソコン2台を新調した。

            実際に職場に行ってみると、同僚のほとんどは古い、調子の悪そうなパソコンを使っていた。

            あるとき、あおなのパソコンで何人かで資料を見ることになった。

            同僚 「あおな先生のパソコン、さくさくですね。」

            あおな 「・・・。」

            (ほんとうにさくさくなんだから、なにも言う必要ないわ。)

            同僚 (とまどっている。)

                「・・・『そんなことないですよ。』って言わないの?」



            自分のことや、自分に関係することをほめられたら、「とんでもない!」、「そんなことありませんよ!」とけんそんしよう。





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            不適切な発言 その2

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              あおなは、パート職員としてホームヘルパーをしている。

              4月の契約更改で、時給が30円上がった。

              就職した時、毎年10円上げるときいていたので、あおなたちパート職員にとって、うれしい誤算である。



              訪問先で、

              あおな 「私、この4月から時給が上がったんです!」

              利用者 「あんたら、時給で働いとるの?」

              あおな 「はい。」

              利用者 「正社員にはしてもらえんのか?」

              あおな 「正社員にはなりたいんですけど、家庭を持っているので、難しいんですよ。」



              職場で、昼休みに、利用者さんと上述の会話をしたことを話した。

              同僚1 「時給とか、正社員とか話したの?」

              同僚2 「なんでそんな深い話をするの?」

              同僚1 「お給料安いんでしょってきかれて、笑ってごまかすことはよくあるけど・・・。」

              あおな 「???」



              利用者さんとはしていけない不適切な会話だったのか?

              あおなには、よくわからない・・・。

              もし、わかる方がいらしたら、お教え下さい。







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              他人を激怒させる その2

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                あおなは、怒りをぶつけられた経験はあまりない。

                ただ、突然、相手との人間関係が切れてしまったということは何度かある。

                相手が怒っていたのかは、定かではないが・・・。



                都会のインテリ女性が農家の嫁になるというのは、よくあることだろう。

                しかし、あおなが夫の実家に引っ越した時(1980年代)は、まわりに同じような女性はいなかった。

                共通語しかしゃべれないあおなは、地元の女性たちからは、敬遠されていた。

                あおなは、全くの孤独だった。



                あおなは、ある文学者のファンクラブに入会していた。

                今のように個人情報にうるさくない時代である。

                会員名簿が送られてきて、それをもとに同じ○○県内の女性坂部さんが連絡をくれた。



                「この人となら気が合うに違いない。」

                あおなは、大喜びで会いに行った。

                坂部さんは、あおなと同じように転勤族だった。

                今までは京都に住んでいて、自宅で「こども文庫」を開いていたという。

                こども文庫とは、自宅で、近所の子どもたちに蔵書を開放し、読み聞かせなどをすることである。



                あおなが坂部さんの家に招いてもらった日。

                引っ越してきたばかりの坂部さんの家には地元の女性が何人か遊びに来ていた。

                あおな (私には、地元の友だちがいないのに。坂部さんってすごい!)

                坂部さんは、○○県でも同じようにこども文庫を開く予定なのだと言った。

                ごちそうしてくれた料理も、手作りお菓子もすばらしかった。



                あおなも、坂部さんも幼児を2人抱えていた。

                おまけにあおなは、フルタイムで仕事をしていた。

                あおなは坂部さんに手紙を書いたり、電話をしたことはあるが、坂部さんが迷惑がるほどではなかったと思う。



                ところが、ある時、電話でこういわれた。

                坂部 「あおなさんは、自分の感情を隠そう、隠そうとしている。

                だから、ご主人とも、周囲ともうまくいかなくて当たり前だ。」

                あおな 「???」



                あおなは、自分の感情を隠そうとしたことなどない。

                だから、坂部さんが何を言っているのかわからなかった。

                ただ、好意を持たれていないことは感じとれた。



                それから、坂部さんとは連絡を取らないようになった。

                「感情の表現」については、よくわからなかったが・・・。

                だって、あおなにも、ふつうに感情があり、それをふつうに表現していたつもりだったから。







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                不適切な発言

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                  ホームヘルパーの仕事がないときは、併設されたデイサービスで働くことになっている。



                  利用者さんが、歩行訓練するのを介助した時のこと。

                  長い廊下を往復する。

                  折り返す目印にと、廊下のはしにいすが置いてある。

                  あおなが、久保田さん(80歳、男性)を支えながら歩いていくと、久保田さんはどっかりと目印のはずのいすに座りこんでしまった。

                  久保田さん 「もう、おれ、ここを動かんぞ。」

                  あおな 「・・・。」

                  他の利用者さんとヘルパーが、次々と久保田さんとあおなを追いこしていく。

                  あおな (つぎは、おやつの時間。久保田さんに早く立っていただかなければ・・・。)



                  デイサービスのおやつは、2種類から好きな方を選ぶという方式である。


                  あおな 「久保田さん! 早くしないと、好きなおやつを選べなくなってしまいますよ!」



                  近くにいたヘルパー2人がふたりとも、

                  (えっ!)という顔をしたので、不適切なことを言ったと気づいた。

                  でも、なぜ、不適切なのかわからなかったし、今も、わからない。

                  どなたか、もしお分かりになるなら、教えていただけませんか?

                  大切でないことは、聞きながそう2

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                    上司と2人で川田さん(80代、男性)のお宅へ行った時のこと。

                    川田さん 「北野さんはどうした?」

                    あおな (北野さんというヘルパーはいない。私の知らない人のことを話しているんだな。)

                    上司 ちょっと目を見開いて、

                    「北野は今、別のお客様のところに行っております。」

                    川田さん 「男の人?」

                    上司 「そうなんですよ。・・・」

                    となごやかに会話が続く。



                    上司の話しぶりで、川田さんは喜多川ヘルパーのことを「北野さん」とかん違いしていることがわかった。



                    もし、私が上司の立場だったら、

                    あおな 「北野さん? そんなヘルパーいませんけど・・・。」

                    川田さん 「えっ。 おれぼけたのかな・・・。」

                    というような展開になったことだろう。


                    会話の中の小さな言いまちがいにこだわっても、利益はない。




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                    こだまでしょうか

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                      3月11日の大震災以来、ACの広告で何度も流されている次の詩。


                      こだまでしょうか

                      金子みすゞ

                      「遊ぼう」っていうと

                      「遊ぼう」っていう。


                      「馬鹿」っていうと

                      「馬鹿」っていう。


                      「もう遊ばない」っていうと

                      「遊ばない」っていう。


                      そうして、あとで

                      さみしくなって、


                      「ごめんね」っていうと

                      「ごめんね」っていう。


                      こだまでしょうか、

                      いいえ、誰でも。





                      「変ってる。」

                      「みんな、あおなさんのこと変ってるって言ってるわよ。」

                      「ばか。」

                      「気持ちわるい。」



                      あおなは、そんなにひどい言葉をまわりの人に言ってきたのでしょうか。






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