生徒への対応の失敗

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    あおなは、50歳の時、高校の英語科の新規採用教員になった。

    その高校では、問題集を解きながら、英文法を教えるという方法をとっていた。

    生徒が持っているのは、問題集のみ。

    解答集は、生徒には渡さない。

    教員が文法事項の説明をしながら正解を板書し、それを生徒が写すというやり方だった。

    生徒の質があまり良い学校ではなかったので、この方法を取らないと、生徒が授業を聴かなくなるからだろう。

    (こう書いてくると、あおなにも、後述するような行動は不適切だったことが分かるのだが、当時はわからなかった。)



    2年1組の英語担当の教員が休職した。

    代替講師が来るまで、あおなが2年1組の英文法を教えることになった。

    2年1組に、滝沢という男子生徒がいて、休み時間になるとやってきた。

    滝沢 「先生、解答集貸してください。」

    あおな 「どうして?」

    滝沢 「授業でまだやってないところを、勉強したいんです。

    まちがって覚えたくないですから。」

    あおな (まだやっていないところを勉強したいなんて、熱心なんだな。)



    あおなは、「どうぞ。」と解答集を貸していた。



    その後、やってきた代替講師は、滝沢に対し、全然違う態度をとった。

    滝沢     「先生、解答集貸してください。」

    代替講師 「解答集なんてないの!

         先生が、自分の頭で考えて、正解を出してるの!」

    滝沢     「・・・。」



    あおなが滝沢に解答集を貸したことは、問題にはならなかった。

    滝沢は、その直後、学校施設に何度かいたずらをしたということで退学処分にされたからだ。

    「あの生徒、発達障害なんじゃないか?」とささやかれながら・・・。



    依頼されたら、一呼吸おこう。

    周囲の人に相談してから、対応を決めよう。






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