顔を覚えるための工夫 1

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    あおなが、

    (他人の顔を覚えることが苦手だ。)

    と自覚したのは、44歳で小学校の非常勤講師になった時である。

    6年生2学級を担当し、算数を教える仕事だった。

    学級担任の教師が、座席表を作ってくれた。

    しかし、2学級とも、やたらに席替えを行う学級だった。

    学級担任の教師は、初めの3回くらいは、席替えごとに座席表を作ってくれた。

    しかし、それからは作ってくれなくなった。

    これは、いじわるなのではなく、

    (もう、児童の名前と顔が一致したろう。)と思ったからに違いない。



    あおなは、困った。

    しかし、

    「まだ覚えてないので、座席表を作ってください。」

    という勇気もなかった。



    しかたなく、あおなは、体育などで誰もいないとき、そーっと教室に入った。

    何をするのかというと、机の中の「お道具箱」を見るのである。

    小学生の机には、それぞれお道具箱が入っている。

    1年生の時から使っているもので、大きく名前が記入してある。

    それを見て、オリジナルの座席表を作った。

    はたから見たら、まるで不審者に見えたろう。



    座席表は作ったが、やはり顔と名前は覚えられなかった。

    児童がおしゃべりをしても、いたずらをしても、誰だか分らない。

    したがって、注意もできない。



    「児童の理解力の差のおおきい算数に非常勤講師を投入し、算数の学力を上げる。」

    という文部科学省の政策には、まったく役に立たなかった。












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