プロデューサー名を言いたくてたまらない!
わたしは、ホームヘルパーの仕事をし始めてから、
ヘルパー休憩室での会話についていけず、
(テレビを見る必要があるのではないか?)
と考え、時間の許す限りテレビを見るようにしてきました。
現在の勤務先学校図書館には、午前中はほとんど人が来ませんが、
ある朝、女性がはいってきました。
講師「わたし、今年度からここの講師になったんです。
わたし、テレビのエキストラもしているのね。」
わたし「えっ、そんなことできるんですか?」
講師「このまえ、『家政婦のミタ』に出たの。」
わたし「『家政婦のミタ』って、市原悦子のですか?」
講師「いいえ、あれは『家政婦は見た』です。」
わたし「あぁ、わかりました。
松嶋菜々子の方ですね。」
この番組は、電車の車内に松嶋菜々子の無表情な顔のポスターを貼り、
宣伝していた。
わたしは、(自分が無表情だ。)という自覚があるので、
この「家政婦のミタ」は初回から興味をもって見ていたのだ。
わたし「わたし、『家政婦のミタ』が大好きだったんです。
どのへんに出演しているんですか?」
講師は、「○○の部分です。」と言ったけれど、
大きな役ではないし、わたしはその部分を思い出せなかった。
この「家政婦のミタ」は、大平太さんがプロデュースしたもので、
わたしはそのことも言いたかったけれど、
あんまり詳しく覚えていると、不審に思われかねないので、
わたしはプロデューサー名や脚本家名については触れなかった。
それから、その講師が今度出る映画のことや、他にも映っている作品があることを話した。
その講師は、
「わたしは、今『きている』のよね。
きてます、きてます!」
テレビを見ているわたしには、すぐにわかった。
「きてます。」という言い方は、
ミスター・マリックというマジシャンが使っている言葉なのだ。
でも、
「その言葉はミスター・マリックが使っている言葉ですよね。」
というのも不審がられると思い、にこやかに、
「きてます、きてます!」
とその講師と同じことをくりかえした。
その講師は、おしゃべりして満足したらしく、
にこやかに帰って行った。
テレビを見るのは、会話の糸口にもなり、助けられることが多い。
でも、テレビ視聴は時間のむだであり、少々困っている。

にほんブログ村
- 2018.05.13 Sunday
- 話し方
- 10:59
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by あおな