他人の顔や体形のことを指摘してはいけない

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    あおなは、49歳のとき、初めて高校の教員になった。

    小学校などでの経験はあるが、高校で教えるのは初めて。

    授業がへたということと、あおなの性格上の問題もあったのだろう。

    授業は、荒れに荒れた。

    生徒は、みんなあおなのことを嫌っていたと思う。

    小松という生徒は、学力が低く、問題を引き起こしがちだった。

    その小松が、授業中、

    小松 「あおな先生は、みんなに不信感を持たれてるよね・・・。」

    と得意そうに言いだした。

    その時の小松は、顔面が紅潮し、鼻の穴をふくらませていた。

    あおな 「ふふっ・・・。」(と思わず笑う。)

    小松 「なに?」

    あおな 「なんでもないよ。」

    小松 「なんで笑ったの?」

    あおな 「・・・鼻の穴がふくらんでいるから・・・。」



    そのとき、教室中におかしな雰囲気が走ったのを、あおなも感じた。



    他の生徒たち 「他人の顔のことを言うなんて。」

    あおな (まるで、他人の顔のことを笑ってはいけないというルールでもあるみたい。)



    「あるみたい。」ではなく、「ある。」ということは、つい数か月前に知った。









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    職業には貴賤がある

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      あおなは両親から厳しくしつけられた。

      両親からの教えの中に、「職業に貴賤はない」というものがあった。

      どんな職業も、社会に必要なのだ。

      仕事の種類、収入の多寡で人を差別してはいけない、ということだった。



      あおなの大学時代の先輩は、地方の兼業農家の長男だった。

      その父親は土木作業員だった。

      (土木作業員というのは、雨が降ると仕事ができないことが多いので、減収になる。)

      あおなは、この先輩と結婚したいと思った。



      住むところは地方。

      夫となる人の両親は義務教育しか受けていない。

      農業の手伝いもしなければならない。

      もちろん収入も少ないだろう。



      あおなはうれしかった。

      最高の条件だ。

      きっと両親は喜んでくれるだろう。

      なにしろ、職業に貴賤はないのだから。



      「見て下さい、うちの娘を!

      相手の条件がいいから結婚するわけではないのですよ。

      わがままなところがまったくないでしょう?」



      ところが、両親は結婚に反対した。

      私は、それを押し切って結婚したが、その後、両親とは絶縁状態に。



      職業に貴賤なしって、ウソだったの?





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      他人の気持ちがわからない2

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        利用者小野さんは70代女性。

        今まで、他のヘルパーが入っていたが、あおなが引き継ぐことになり、上司とともに行った時のこと。

        小野さん(あおなの顔をちらっと見て)

        「いい方ばっかりお持ちね。」

        あおな ?

        上司 「ありがとうございます。みんなに伝えておきます。」



        数週間後、あおなが小野さんに慣れてきたころのこと。

        あおなは、ある利用者さんについて悩んでいた。

        その方は、作業終了後に書く活動報告書に、あおながやっていない作業を書くのではないかと毎回細かくチェックをいれる。

        また、毎月、請求書の金額が間違っている(実際は間違っていない)とクレームを言ってくる方だった。



        あおな 「わたしのことを、悪徳ヘルパーみたいに思っているお客様もいるんですよ。」

        小野さん「まあ。

        わたし、若いころ小学校の教師をしていたの。

        だから、顔を見ただけで、その人がどんな人かわかるわ。

        悪いことをする人か、そうでないか、見て分かるものよ。」



        あおなも教員をしていたことがある。

        しかし、小野さんのような超能力は持ち合わせていない。

        恐るべし! 定型発達者の超能力!










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        他人の気持ちがわからない

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          高校生の長女は、男子バスケット部のマネージャーをしている。

          ある晩遅くに、暗い顔で帰宅した。

          どうしたのかきいてみると、

          長女 「わたし、大変なことしちゃった。

              春季大会の申し込み締め切りが、今日の5時なんだけど、すっかり忘れて遊んでた。」

          あおな「もう春季大会には出れないの?」

          長女 「うん、たぶん。」



          あおなは、高校野球の女子マネージャーのことを思い出した。

          その女子マネは、甲子園予選大会の申し込みをすっぽかしてしまったのだ。

          甲子園は部活動の集大成。

          甲子園に出られないことを考えたら、春季大会など、どうってことない。

          だから、長女を励まそうと思って言った。

          あおな「高校野球のマネージャーにも、そういう人いたよ。」

          長女は、明るい顔をするどころか、逆に怒った。


          長女 「高校野球なんかかんけーねーよ!」


          人が困ったり、悲しんだりしているときは、

          「そうなんですか・・・。」「困りましたね・・・。」

          と共感することが大切だそうだ。

          あおなが、「ほかにも同じような人がいるよ。」といったのは、

          「あなたのような失敗をした人はほかにもいる。

          あなたの失敗はたいしたことではない。

          よくあることだ。

          悩む価値なんてない。」

          と、私が言ったと長女には感じられたのだろう。








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