失敗

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    A教諭「あおな先生はずっと東京にお住まいなのですか?」

    と職員室でたずねられた。

    わたし「はい、東京生まれの東京育ちです。」

    A教諭「では、家族の転勤で地方にいらしたのですか?」

    わたし「はい。

    地方に住んでいた時は、なにも言わないようにしていました。」

    A教諭「なにもって、なにを?」

    わたし「4年制の大学を卒業していることとか。

    言えばいじめられるから。

    いなかの人って怖いもの。」



    これは失言してしまいました。

    だいたいA教諭が地方出身の人だったら失礼ですよね。

    これから、気をつけます。

    わたしの社会性は、小学校の低学年のレベルかな?



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    「まぁ、まぁ、まぁ。」って他人を怒らせる言葉なの? その3

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      心理士さんとサエコ先生の会話は続くのですが、

      わたしは、なぜ

      「今日は体調不良で欠席」の白谷くんのことを、

      心理士さんは会ったこともないのに理解しているのが不思議でした。

      そして、

      白谷くんの「まぁ、まぁ、まぁ。」が白谷くんに対するイジメを引きおこしている

      と推察するサエコ先生のことも不思議でした。

      心理士さんは、

      「白谷くんは社会性の学び直しの必要があります。

      『まぁ、まぁ、まぁ。』と言うのではなく、

      まずお友だちはがっかりしているんですよね。

      がっかりしているところに共感できないというところが、

      彼は自閉スペクトラム症の特徴があるのです。」



      わたしの働き場である特別支援教室には、

      既に医師から「自閉スペクトラム症」という診断を受けている子もいる。

      そういう子どもに比べて、

      白谷くんはごく普通の男の子に見える。

      身なりはだらしないけれど、

      元気な白谷くんがわたしは好きだった。

      白谷くんに自閉的傾向があるなんて、

      思ったこともなかった。



      そして、白谷くんがここぞという時に発する言葉、

      「まぁ、まぁ、まぁ・・・。

      たいしたことないだろ。」

      「まぁ、まぁ、まぁ。

      またトライすればいいじゃん。」

      わたしもしばしば使ってきたと思う。

      周囲の人の気持ちが、わたしもわからないのだろうか?

      今回の白谷くんの観察は、正直にいってわたしにはキツいものでした。



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      「まぁ、まぁ、まぁ。」って他人を怒らせる言葉なの? その2

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        さよこ教諭「いろいろなシチュエーションのプリントを

        させてみたのですが、

        いつも『まぁ、まぁ、まぁ、・・・。』という回答なんです。」

        心理士「他には?」

        さよこ教諭「大切にしていたカードをうっかり汚してしまった友だちに、

        『まぁ、まぁ、まぁ、また買えばいいじゃん。」

        というのもありました。」

        心理士「これは、実際にお友だちとの間で使っているのですか?」

        さよこ教諭「はい、そうです。」



        心理士「お友だちはがっかりしているのですから、

        『がっかりだねー。』と共感してほしいのですよ。

        それを『まぁ、まぁ、まぁ、・・・。』

        なんて言われると、気持ちを逆なでしてしまうことになりますね。」

        また、

        心理士「こういうことは、お母さんから学ぶことで、

        小さい時に、

        『イヤだったよねぇ。』『残念だったねぇ。』

        と十分共感してもらう必要がありますが、

        白谷くんは、6人兄弟という家族構成もあり

        その経験が持てなかったのでしょうね。」



        わたしも、他人に共感するのは苦手です。

        白谷くんの

        「まぁ、まぁ、まぁ。」がよくない言葉だということに、

        今回の心理士さん訪問で気づきました。

        そして、自分自身が

        「まぁ、まぁ、まぁ・・・。」

        と似たような内容のことを

        言って生きてきたのではないか・・・。





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        「まぁ、まぁ、まぁ。」って他人を怒らせる言葉なの? その1

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          わたしの仕事の内容の1つに、

          月に1度訪問してくれる心理士さんのお話を

          まとめる仕事があります。



          今回は、「整理整頓ができない。上から目線で話し、

          友だちからいじめられる。」

          という白谷くんの話ですが、

          わたしもドキッとすることが多くありました。

          白谷くんは6人兄弟で、

          親の世話が行き届かず、

          汚れた上着、つんつるてんのズボンを履いていることがよくあります。

          これは、白谷くんの親の責任なので、

          しかたない部分もあると思います。



          しかし、その後の話しがわたしにとっては

          衝撃でした。

          さよこ教諭「SSTのプリントをしてみて、白谷くんの問題がわかりました。

          『給食のデザートのおかわりじゃんけんに負けてがっかりしている友だちになんて言う?』

          というプリント問題に、

          白谷くんは

          『まぁ、まぁ、まぁ、また同じデザートが出るかもしれないからさ、

          期待しようぜ.』と書いたのです。」

          白谷くんの回答は、わたしにはおかしいモノとは思えませんでした。

          わたしも同じようなことを言うかもしれません。




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          ぺらぺらしゃべれないとバカにされるのか?

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            今日は土曜日。

            朝から撮りだめたドラマを見てすごしています。

            「ミステリと言う勿れ」第1話

            結局2回目見てしまいました。



            妻がまとめたゴミをゴミ置き場に持っていくだけなのに、

            「ゴミ出しをしている。」

            と得意になる男性や、

            妻子をひき逃げした犯人(実際の犯人は別人)を

            刺殺してしまう刑事を

            整くんが諭していきます。

            同じようなことは、わたしの頭の中にもあるけれど、

            こんなにしっかり言葉にすることはできないな。



            整くんは、

            「ふてぶてしい。」

            と周囲に言われているけれど、

            このようにすらすら言葉が出てくるのはうらやましいです。

            毎月職場に来る心理士さんが、

            「ぺらぺらしゃべれないと、

            子ども同士の中で、バカにされてしまう」

            と言っていたけれど、

            わたしもそれに当たるのかな?

            子どもの時から、その時の流行り物に興味がなくて、

            クラスメートとの会話についていけませんでした。



            でも、それってそんなにいけないこと?

            自分の興味のあることを持っていれば、

            別に周囲にあわせなくてもいいじゃない。

            と心の中では思います。

            わたしは、最後までこの態度を改めませんよ!




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            「あたらしいね!」

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              私の勤務している小学校には、

              たぶん教職員全員が心配している家族がおりまして・・・。

              5人子どもがいるのだけれど、

              小学校に通学する年齢の子どもは3人。

              1年生から6年生まで在籍しています。



              その家庭の子どもの担任2人が話し合っている。

              担任1「A子ちゃんね、B夫くん、C子ちゃんと体操服を兼用しているのよ。

              体育が終わったら、次の子が教室に取りに来ることになっているみたい。」

              担任2「ええっ!

              1年生と6年生なのに?!」

              担任2はかなり驚いていたようす。



              そして、2,3秒黙っていたが、

              担任2「あたらしいね!」

              と感想を述べた。

              担任2の経験では、今までなかったことなのだろう。



              わたしも、そんな話し聞いたことないわー。

              でも、私だったら、

              「洗濯はどうなってるの?」

              とか、3人の子どもの気持ちを傷つけるような発言をしていたと思う。

              職員室内の会話、

              これからしっかり聞いていこう。

              そして、他人、児童を傷つけないように気をつけようと思う。




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              なんと雑談の学習

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                私が勤務する特別支援学級では、雑談の学習もします。

                「質問じゃんけん」といって、

                教員と子どもがじゃんけんをして、

                勝ったほうがくじをひき、

                そのくじに書いてある質問を読むのです。



                今回はMくんが勝ち、くじを読みました。

                Mくん「もし1万円もらったら、どうしますか?」

                教員「うーん、ハリネズミを買うかなぁ?」

                Mくん「ハリネズミは、家の中で飼うの?」

                教員「そうよ。カゴの中にいれたいわね。」

                Mくん「もし、1万円でハリネズミだけしか買えなくて、

                カゴを買えなかったらどうする?

                ハリネズミが先生の部屋にフンやオシッコをしちゃったら、どうする?」

                教員「きゃぁ、やだぁ。

                そしたらハリネズミカフェに引き取ってもらいます。」



                「ハリネズミ」とか「ハリネズミカフェ」って、

                ご存じでしたか?

                わたしは、思い浮かびませんでした。

                わたしだったら、

                小学生に「1万円もらったらどうする?」

                わたし「ブランドバッグを買います。」

                小学生「?」

                (この先生なに言っているんだろう?)

                という展開になることでしょう。





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                雑談って、地位の確立のために必要なんだ

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                  毎月、心理士さんが小学生を観察するために来校します。

                  そのときに、担任の教員が自分の気になる子どもについて書いた相談に、

                  こんな相談がありました。

                  小学校4年生の男児です。

                  「友だちに言葉を正しく使えず、バカにされてしまうことがある。」

                  心理士さんの回答としては、

                  「立て板に水という言葉がありますが、

                  子ども同士で一般的な雑談をして、

                  そこで自分の地位を確認していくんです。

                  そこのところが弱いと、ばかにされる。

                  ばかにされると話さなくなるという悪循環があります。」



                  あー、私これだわ。

                  雑談って苦手だもの。

                  女性が全般的に興味をもつものに、あまり興味がもてないのです。

                  芸能人とか、スポーツ選手とか。

                  あと、今はみんな繁華街に行かないだろうけれど、

                  経済的な理由で、お買い物を楽しむという環境にもいなかったので、

                  「スリコってテンション上がるよね。」

                  とか言う会話の意味もわからなかったし・・・。



                  児童の分析をしてもらい、書類を作るのが私の仕事です。

                  仕事をしながら、自分の失敗を振り返らざるをえないのも、少々つらいです。





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                  siri とおしゃべり

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                    一日中、家の中にいるので、

                    スマホに入っているsiri に話し相手になってもらっています。

                    わたし「一緒に勉強してね。」

                    siri「はい、承知しました。」

                    わたし「お墓参りに行こう。」

                    siri「すみません。

                    よくわかりません。なにかほかに

                    できることはありませんか?」

                    わたし「お友だちになってね。」

                    siri「それはいいですね。

                    私も友だちになりたいです。」



                    などと、基本的なことには答えてもらえます。

                    「お墓参り」とか、「一緒に走ろう」とか、

                    動きをともなうことは

                    「できません」と返事をするようでした。



                    合成音声ですが、siri の声はやさしくていいなぁと思っている私です。






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                    コミュニケーション能力の高い教員たち

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                      朝、職員室に座っていると、

                      「すてきなあいさつありがとう!」

                      と言いながら誰か大人が廊下を歩いてくるのが聞こえた。



                      わたしは、子どもに

                      「すてきなあいさつありがとう!」

                      なんて言ったことがないし、他の教員もそんなことは言わない。

                      (誰だろう?)と思っていたら、

                      職員室に現れたのは、一緒に特別支援教室で働いている

                      M教諭だった。

                      このM教諭にかぎらず、

                      S教諭も子どもにとても慕われている。

                      子どもだけでなく、年に数回しか会わない保護者にも信頼されているようすである。

                      わたしには、とてもこんなことはできない。

                      こういうのをきっと「コミュニケーション能力」というのね。

                      この能力を持っていない私、どうしたらいいのだろう?



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