きょうは、ヘルパー1さんのことを紹介します。
ヘルパー1さんは、とてもおとなしい人で、わたしは今の事業所に勤めて6年目ですが、
ほとんど話をした記憶がないくらいです。
背は低く、ふっくらした体型です。
ヘルパーには、自転車移動が必須ですが、ヘルパー1さんは自転車が苦手だそうです。
とても汗かきで、汗くさくなるのを気にして、夏はハケンごとにポロシャツを着替えるそうです。
(1件のハケンは、通常1時間。)
上司1さんによると、
「ヘルパー1さんだと、利用者さんにヘルパー拒否がめったに起こらない。」そうです。
ヘルパー1さんとわたしの性格は大きく違います。
ハケン先で、調理を頼まれたら、
ヘルパー1さん「・・・。
わたしなんか、調理なんてとても・・・。
お店で買ってきたものじゃだめですか?」
利用者「あら、あなた、料理にがてなの?」
こう言いながら、利用者さんは悪い気分ではないらしい。
同じ状況で。
わたし「調理ですか?!
なんでも作りますので、おっしゃってくださいね!」
利用者「・・・。」
わたしは、(一生懸命やろう。)と思っているだけですが、
利用者さんには、負担になるみたいです。
ヘルパー拒否にあったこともあります。
先日、ヘルパー1さんから、海老沢さん(70歳代、女性)のハケンを引き継ぎました。
1日目は買い物代行で、海老沢さんの指示通りの店へ行きました。
店内で、
ヘルパー1さん「海老沢さんは、多ければ多いほどいいのです。
だから、ペットボトルの麦茶5本と書いてあったら、6本買うようにしてください。」
麦茶だけでなく、ウーロン茶、コーヒーなどヘルパー1さんはどんどん買っていく。
ヘルパー1さんは、海老沢さんのハケンは長く担当しているので、
わたしは、(ヘルパー1さんのいう通りなのだろう。)と思っていた。
わたしは、海老沢さんのハケンを引き継いで、ときどき、
ヘルパー1さん(心配そうに)「海老沢さん、どうですか?」
とたずねられることもあったけれど、別になにもなく、毎週訪問していた。
ある日、なにがきっかけだったか、
海老沢さん「ヘルパー1さんて、買い物代行が大好きなのよ。」
といいだした。
わたし(ヘルパー1さんは、自転車がニガテなはず。
それに、海老沢さんの注文は大量だ。
買い物代行は、わたしにとっても大変だけれど、ヘルパー1さんにとっても大変だったに違いない。)
と思った。
でも、(反論するのは、この場合、いけない。)と思い、黙っていた。
海老沢さん「初めは、そんなことなかったんだけどね・・・。
ヘルパー1さん、『買い物はありますか?』って、電話してくるのよ。
それも、8時ごろ。」
わたし「8時って、朝の8時ですか?」
海老沢さん「朝なら、まだわかるわよ。
夜の8時よ。
いくら自分のことでも、前の日の夜、買いたいものなんか考えてないわ。」
わたし「そうですね。」
海老沢さん「ヘルパー1さん、買い物を頼むとうれしそうにするから、
じゃぁ、買ってきてもらおうと思って頼んでしまって・・・。
ヘルパー1さんに買ってきてもらったもの、飲みきれなくて、
賞味期限を過ぎてしまって捨てたものもあるのよ。」
わたし「へーっ。」
長くなるので、今日はここまでにします。
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