ほくろの切除
先日、特別支援教室で、
「わたし、この機会に歯の矯正しようと思います。
マスクをつけているのがあたりまえになって、口元を見られることがないから。」
と教員1さんが言い出した。
すると、サチヨ先生も、
「私も鼻の下のほくろ取ろうかなぁ。」と言い出した。
サチヨ先生の鼻の下には、わりと大きいほくろがある。
サチヨ先生「子供たちが、『先生、鼻の下に鼻くそがついていますよ。』って言ったのね。」
わたしも以前、顔のほくろを3か所取ったことがあるので、
そのことを話した。
わたしは、いくつもの学校で働いてきたけれど、
ほくろのことをからかわれたのは1回しかない。
でも、からかわれて、わたしはすごく傷ついた。
「わたしが働いていた学校の子どもたちって、
すごくいやなヤツらで、ほくろのことをバカにするから、
それで(チクショー!)と思って切除しました。」
そうしたら、サチヨ先生はにっこりして、
「私の担任していた子どもたちはすごくいい子でしたよ。」
と言った。
そうなのだ。
サチヨ先生は勤続30年以上。
筋金入りの教員。
やさしい人柄だけれど、子どもたちはサチヨ先生の前ではおとなしい。
サチヨ先生は学級崩壊なんか1度も起こしたことはないのではないか?
わたしは、自分が教えた子どもたちのことを、
「いやなヤツら」としてしか思えない自分が、すごく情けなかった。
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- 2022.08.02 Tuesday
- 社会性がない?
- 20:18
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- by あおな